ミクシィグループの株式会社スマートヘルスが展開する「ココサイズ」は、身体の測定やコンディショニングプログラムの生成にAI(人工知能)を用いて構築した独自のアルゴリズムを使うことで、より適切な運動処方を提供することを可能にさせた女性専用コンディショニングスタジオです。前回の体験レポートに続き、今回はコンディショニングの様子をお伝えします。
コンディショニングプログラムには、「ほぐす」「のばす」「引き締める」「クールダウン」の4段階から形成される100種類以上のメニューがあります。そこからカラダチェックの結果を元に、個人に合った8種類のメニューから構成されるコンディショニングをAIが生成。すべての測定箇所が「よくない」判定だった私は、ストレッチポールを使った全身を「ほぐす」プログラムからスタートしました。
プログラムは、受付の際に渡されるタブレットに順番に表示される動きの真似をしていくという簡単なもの。もし上手にできない場合でも、常に巡回しているトレーナーさんがいるので、すぐに聞くことができます。
1つのプログラムの時間は2分ずつと決まっており、その間に1分間のインターバルがあります。インターバル中はトレーナーさんの指示に従い、スタジオで顔を合わせた仲間と一緒にエクササイズ。これなら、一人で参加している方でも、周りの方たちと楽しく、そしてお互いを高めあいながらプログラムをこなしていくことができそうです。
インターバルが終わると次のプログラムが始まります。おしりの硬さから来る股関節の問題点を指摘された私の場合は、いろいろな体勢でその周辺を伸ばしていくプログラムが続きました。プログラムをこなしていくと、普段はなかなかすることのない体勢に、しっかりと筋肉や筋が伸びる感覚を覚え、いかに自分の身体が固まっているのかを実感します。
最後は伸ばした箇所をしっかりとクールダウン。終わった後はスッと身体が伸びたような感覚がありました。カラダチェックで自らの問題点を先に知れたことで、その部分を意識しながらプログラムをこなすことができ、より効果的な時間となっていたのかもしれません。
驚くべきことは、 コンディショニングにかかる時間がたった30分ということ。これなら買い物帰りや空いた時間に、気軽に通うことができそうです。それから、その日のプログラムをすべて終えた後に、店内に設置されているコミュニケーションエリアで日々の成果や日常会話などを仲間と楽しむ時間もたっぷりと取れそうですね。
コミュニケーションエリアの設置やプログラム中のエクササイズだけでなく、自分の成果を目で見て、そして誰かとの会話のきっかけにしてほしいという思いから、身体の経過を記録する手帳はあえて紙にするなど、常にコミュニケーションというものを大切にしている「ココサイズ」。あなたもまずは、自分の身体の問題点をAIで確かめてみませんか?
取材・文/中田有香