学生ボディビル、通称・学ボを盛り上げるべくスタートした連載「学ボ応援団(GKB応援団)」。2校目となる帝京大学バーベルクラブから、今回は3年生の森信太君に話を聞きました!穏やかながらトレーニングは大好き、その理由は?
腕と脚で大きな爪痕を残したい
ちびめが まずは、ボディビルをやろうと思ったきっかけを教えてください。
森 もともとトレーニングが好きで、大学1年のときからパワーリフティングをやっていたのですが……1年の終わりに大会に出る直前になってケガをしてしまって。それがきっかけでボディビルをやろうと思うようになりました。
ちびめが その後、バーベルクラブに入ることになったわけですよね。
森 (高橋)豊友さんとはトレーニングを通じて少し知り合いだったんですけど、「クラブを作る」ということは聞いていて。立ち上げるためには何人かメンバーが必要で、一緒にどう?と声を掛けられたので「ぜひ」と。
ちびめが クラブに入って良かったと思うことはありますか?
森 それまでずっと一人でやっていたので、トレーニングを一緒にできる仲間ができたのが一番良かったと思います。切磋琢磨できる仲間がいることで、自分のやる気アップにもつながりますし、お互いに影響し合ってより上を目指していける環境になりました。今はクラブとしてみんなで一緒にやるのは週1回なので、この日にみんなとやることでモチベーションをグッと上げて、そのモチベーションをジムでの個人トレーニングに持っていけるようになりましたね。
ちびめが とはいえトレーニングや減量ってとても大変だと思います。辛くてやめようと思ったことはありませんか?
森 うーん、一度もないですね。とにかく今はトレーニングをすること自体も、みんなと一緒にやることも楽しくてしょうがないので。周りの大学生はいろいろ遊びにいったりして楽しそうにしていますが、僕はワイワイやるのは苦手なんです。トレーニングしているほうが楽しいなって。
ちびめが なるほど。ちなみに今年は学生フィジークも始まりますが、森君としてはあくまでボディビルで勝負ですか?
森 今のところはそうですね。僕は脚のトレーニングがとにかく好きなんですよ。脚トレをやっているときは自分を忘れられるというか、集中できる。きついことは好きですし、脚を自分の長所にしたいと思っているんです。それならボディビルだなって思いますね。
ちびめが 最後に、今後の目標やライバルについて教えてください。
森 目指しているのは、海外の選手ですけどトム・プラッツだったり、リー・プリーストですね。この2人が僕にとってはアイドルです(笑)。ライバル……は今はいないですね。とにかく自分でトレーニングして、自分の納得する減量をして、自分のすべてを出すことを目指しています。まずは目の前のトレーニングに集中することを大切にやっていけば、いずれ表彰台に立てるのではないかと思っています。
ちびめが 逞しいですね。
森 個人的には、学生ボディビルで腕か脚で部門賞を獲りたいと思っています。「あの人すごかったよね」「腕と脚、太かったよね」と言われるような、大きな爪痕を残すことが目標です。
取材/ちびめが 写真/木村雄大