女性たちが鍛え上げたボディラインを披露する『Fitness Angel Show 2019』が、東京ビックサイト青海展示棟で行なわれました。2017年に初開催され、3回目を迎えるこのコンテスト。今年は400名ほどの応募者の中から選ばれた14名のファイナリストが、東京7名、大阪7名のチームに分かれて、華やかなステージを繰り広げました。
立見席まで満員の観客で埋まった会場の後ろからエンジェルたちが登場し、ボディラインがはっきりわかるスキニーデニムを履いてのダンスショーで幕を開けた今年のコンテスト。
続くソロダンスでは、ステージ中央に用意された台に一人ひとりが順にエスコートされ、約15秒間のパフォーマンスを披露しました。集団で揃ったダンスを披露した先ほどのショーとは対照的に“個”を表現できるこのステージでは、東京が白、大阪が赤のドレスを身にまとい、ダンスや三点倒立、お尻でのペットボトル潰しなど、エンジェルそれぞれが会場を盛り上げていきます。
ステージの合間には、ポールダンサーの大原奈津希さんと、テレビの企画で岡部さんと知り合ってからプライベートでも親交があるという、人気女性芸人のゆりやんレトリィバァさんが登場。2人が魅せる本格的なポールダンスと、ときに笑いの混じったパフォーマンスで、会場をさらに沸かせました。
ゲストによるステージで、会場はより温まり、いよいよ最後の演目となるエンジェルウォーキングへ。羽を身にまとったファイナリストたちが、会場中央のステージまでウォーキングし、鍛え上げたボディラインとお尻を観客、そして審査員にアピールします。
すべてのステージを終え、強く印象に残っているのは、そのボディラインやお尻だけではなく、エンジェルたちの自信や笑顔だということに気づかされます。毎年驚くのは、このステージに立つファイナリストが、普段は私たちと同じ、OLや主婦として過ごす一般人だということです。その堂々たる立ち振る舞いや、自信に満ちた顔つきは、きっとステージに立ったこの瞬間だけに出せるものではありません。日々のトレーニングや、ショーに向けたレッスンで培ってきたものなのだろうと、改めて感じることができました。
受賞式では、FREDDY JAPANのモデルとして活動できるFREDDY賞や、ベストパフォーマンス賞などの受賞が発表されました。
主催の岡部さんは、ステージ上で最後に一言「大人になっても本気で向き合えるものを見つけましょう!」と呼びかけていました。これは毎年のコンテスト、そして彼女を取材する中で、よく耳にする言葉です。大人になっても夢中になれるもの。それはきっと、フィットネスに限らなくても良いのだと思います。今年も『Fitness Angel Show』は、自分と向き合い、日々努力を続ける女性はこんなにも美しいんだということを証明し、そして多くの女性の背中を押してくれるコンテストとなりました。
各受賞者は以下の通り。
<FREDDY賞>YUKI
<ビューティーMIMC賞>MIRIA
<ヴィーナスジャパン賞>ファイナリスト全員
<ベストパフォーマンス賞>KEIKO
<スパイスアップ フィットネス賞、ゼウスコインギャラリー賞、肉塊UNO賞>関西チーム
取材・文/中田有香 写真/神田勲