8/31(土)・9/1(日)の2日間にわたり開催された2019年オールジャパン選手権の初日午後、メンズフィジーク40才未満級の身長別4カテゴリーの審査が行なわれた。20代前半から30代後半まで幅広い年齢層の選手が集い、各階級ともに40名を超える選手がエントリー。その中で168cm以下級を制したのが、昨年の「世界フィットネス選手権 フィジーク 170cm以下部門」で優勝し、世界チャンピオンとなった寺島遼だ。
「まずはホッとしている、それに尽きます」(寺島)
今年7月のアジア選手権でも優勝し連覇を達成しており優勝候補としてこのオールジャパンに臨んだ寺島ではあるが、今夏のスポルテックカップ優勝者であり昨年に続き2位となった岡典明の完成度も高く、決して順当な勝利とは言えない熱戦となった。
「大会に向けて、食事やトレーニングが辛いと思ったことはなかったですが、やはり勝ち続けることに対するプレッシャーは正直感じていました。(オールジャパンやアジアでの連覇により)追われる立場であるというのは実感していますが、今後も勝ち続けていきたいと思います」(寺島)
各階級王者が集う「JBBF FITNESS JAPAN GRAND CHAMPIONSHIP 2019」は10/14(月・祝)にメルパルクホール東京で開催。ここで、2019年の真のキング・オブ・フィジークが決定する。
文・写真/木村雄大