運動にかける1カ月の平均予算は6,683円【スポーツに関する調査結果】




例年以上にスポーツ界に注目が集まる中、2020年2月7日(金)と2月8日(土)の2日間、楽天インサイトに登録しているモニター(約220万人)の中から、全国の20代から60代の男女1,000人を対象に「スポーツに関する調査」が行なわれました。調査結果は下記の通りです。

■□ 調査結果概要 □■

■定期的な運動またはスポーツをしていない人が約半数
定期的な運動またはスポーツをしているかを聞いたところ、「全くしない」(41.9%)もしくは「1カ月に1回未満」(9.1%)と回答した人の合計が51.0%に。一方、「毎日」と回答した人は1割未満でした。

■定期的に運動またはスポーツをする理由のトップ3は「健康維持」「体力維持」「ダイエット」
1カ月に1回以上、運動またはスポーツをしている人の理由(複数回答)は、「健康維持のため」(86.7%)が最も多く、次いで「体力維持のため」(63.5%)、「ダイエットのため」(47.8%)となりました。

さらに、運動またはスポーツをする理由の中から最もあてはまる理由を1つ(単一回答)聞いたところ、「健康維持のため」(45.7%)と回答した人が最も多く、次いで「ダイエットのため」(12.7%)、「体力維持のため」(11.2%)となりました。

性年代別にみると、「健康維持のため」と回答した人は男性・女性ともに60代(男性60代:58.8%・女性60代:63.9%)が最も多く、「ダイエットのため」と回答した人は男性30代と女性20代(男性30代:24.1%、女性20代:45.5%)が他の性年代を上回る結果となりました。また、女性60代では「老化防止のため」(16.4%)が「健康維持のため」の次に回答が多い結果となりました。

■定期的にしている運動またはスポーツのトップは「ウォーキング」、女性には「ストレッチ」「ヨガ」が人気
定期的にしている運動またはスポーツを聞いたところ、「ウォーキング」(38.6%)と回答した人が最も多く、次いで「筋力トレーニング」(30.8%)、「ストレッチ」(27.3%)となりました。

性年代別にみると、「ウォーキング」と回答した人は男性・女性ともに60代(男性60代:54.9%、女性60代:50.8%)が最も多い一方、60代で「ジョギング/ランニング」(男性60代:3.9%・女性60代:9.8%)と回答した人は、男性・女性ともに他の年代を下回る結果となりました。また、すべての年代において「ストレッチ」もしくは「ヨガ/ピラティス」と回答した女性が男性を上回りました(注)。

(注)女性30代は参考値。

定期的に運動またはスポーツをする1番の理由ごとに行なっている運動またはスポーツの種類を見ると、「健康維持のため」「ダイエットのため」「体力維持のため」「ストレス発散のため」と回答した人が最も多く、行っているスポーツは「ウォーキング」(それぞれ41.9%、44.4%、42.4%、36.0%)でした。また、「ダイエットのため」と回答した人では「ストレッチ」(38.9%)という結果となりました。他方、「運動またはスポーツ自体が好きだから」と回答した人においては「ジョギング/ランニング」(36.0%)、「ゴルフ」(17.6%)、「テニス」(17.6%)、「サッカー」(12.8%)を実施する人の割合が、上位5位の全体傾向を上回る結果になりました。

■運動またはスポーツにかける1カ月あたりの平均予算は6,683円
運動またはスポーツにかける1カ月あたりの予算を聞いたところ、平均は6,683円となりました。運動またはスポーツをしている1番の理由ごとにみると、「ストレス発散のため」と回答している人の平均予算が16,145円と最も高く、次いで「運動またはスポーツ自体が好きだから」(11,781円)、「健康維持のため」(5,415円)となりました。

定期的にしている運動またはスポーツ別に1カ月あたりの平均予算をみると、「ゴルフ/パターゴルフ」をしている人の平均予算が19,336円と最も高く、次いで「水泳」(8,909円)、「エクササイズ」(8,144円)となりました。

■定期的に運動またはスポーツをしない理由は「時間がないから」が最も多い結果に
定期的に運動またはスポーツをしない人(「全くしない」+「1カ月に1回未満」)にその理由を聞いたところ、「時間がないから」(34.5%)と回答した人が最も多く、次いで「運動が好きではないから」(25.9%)、「体を動かすことが苦手だから」(20.8%)となりました。

■子どもが定期的にしているスポーツのトップは男の子が「サッカー」、女の子が「水泳」
18歳以下の子どもがいる人に、子どもが定期的にしているスポーツを聞いたところ、男の子については「サッカー」(30.6%)と回答した人が最も多く、次いで「水泳」(18.4%)、「ジョギング/ランニング」(10.2%)、「バスケットボール」(10.2%)となりました。女の子については「水泳」(26.0%)と答えた人が最も多く、次いで「バスケットボール」(15.6%)、「ダンス」(14.3%)となりました。

また、子どもが定期的にしているスポーツとして男の子と女の子に共通しているのは、「水泳」「ジョギング/ランニング」「バスケットボール」「ウォーキング」「筋力トレーニング」で、それぞれ上位10位以内に入りました。

■子どもにさせたいスポーツは男の子と女の子ともに「水泳」がトップ
また、18歳以下の子どもがいる人に、子どもにさせたいスポーツを聞いたところ、男の子には「水泳」(26.5%)と回答した人が最も多く、次いで「サッカー」(25.0%)、「野球」(15.7%)となりました。女の子には「水泳」(24.7%)と回答した人が最も多く、次いで「ダンス」(15.2%)、「ジョギング/ランニング」(12.6%)、「ストレッチ」(12.6%)となりました。

また、させたいスポーツとして男の子と女の子に共通しているのは、「水泳」「スキー/スノーボード」「ジョギング/ランニング」「バスケットボール」「テニス」で、それぞれ10位以内に入りました。

■テレビまたはパブリックビューイングで今まで観戦したことのあるスポーツ、今後観戦してみたいスポーツはともに「野球」がトップ。女性40代・50代・60代では「フィギュアスケート」が人気
テレビまたはパブリックビューイングで今まで観戦したことのあるスポーツを聞いたところ、「野球」(59.8%)と回答した人が最も多く、次いで「サッカー」(56.7%)、「フィギュアスケート」(50.3%)、「バレーボール」(46.9%)、「水泳」(44.4%)となりました。また、今後観戦してみたいスポーツにおいてもトップは「野球」(21.3%)で、次いで「ラグビー」(19.5%)、「フィギュアスケート」(19.1%)、「サッカー」(18.9%)、「テニス」(14.5%)となりました。

観戦したことがあるスポーツの1位を性年代別にみると、男性20代・30代は「サッカー」(それぞれ65.9%・60.6%)、男性40代・50代・60代は「野球」(それぞれ67.5%・68.6%・71.4%)、同様に女性20代・30代は「野球」(それぞれ58.4%・53.8%)、そして女性40代・50代・60代は「フィギュアスケート」(それぞれ59.3%・61.4%・60.0%)となりました。

他方、今後観戦してみたいスポーツの1位を性年代別にみると、男性20代は「野球」、「サッカー」(それぞれ22.0%)、男性30代は「サッカー」(18.1%)、男性40代・50代・60代は「野球」(それぞれ28.3%・35.3%・33.3%)、同様に女性20代は「野球」(19.5%)、女性30代は「サッカー」(18.7%)、女性40代・50代・60代は「フィギュアスケート」(それぞれ30.5%・24.8%・36.4%)となりました。

■試合会場などで生観戦をしたことのあるスポーツ、今後してみたいスポーツはともに「野球」がトップ。「ラグビー」「フィギュアスケート」などを今後観戦してみたい人が観戦経験者を上回る
試合会場などで生観戦をしたことのあるスポーツを聞いたところ、上位5位は「野球」(45.5%)、「サッカー」(26.3%)、「バスケットボール」(9.7%)、「バレーボール」(8.9%)、「ラグビー」(7.9%)となりました。一方、今後観戦してみたいスポーツ上位5位は、「野球」(19.1%)、「ラグビー」(15.3%)、「サッカー」(14.2%)「フィギュアスケート」(10.4%)、「テニス」(8.4%)となりました。

性年代別に観戦したことのあるスポーツ1位をみると、男女20代~60代いずれの性年代でも「野球」となりました。

他方、今後観戦してみたいスポーツ1位を性年代別にみると、男性20代は「野球」「サッカー」(それぞれ19.5%)、男性30代は「サッカー」(21.3%)、男性40代以上は「野球」(それぞれ30.0%%・27.5%・27.6%)、女性20代は「ラグビー」(24.7%)、女性30代は「野球」(17.6%)、女性40代・50代は「フィギュアスケート」(それぞれ17.8%・12.9%)、女性60代は「ラグビー」(19.1%)となりました。

■2020年に最も応援したいスポーツ選手は羽生 結弦選手(フィギュアスケート)がトップ
2020年に最も応援したいスポーツ選手を聞いたところ(自由回答)、羽生結弦選手(フィギュアスケート)(14.4%)と回答した人が最も多く、次いで大谷翔平選手(野球)、桃田賢斗選手(バドミントン)(それぞれ6.3%)となりました。また野球選手では大谷選手のほか、鈴木誠也選手(9位)、藤浪晋太郎選手(12位)、佐々木朗希選手(15位)が上位20位以内にランクインする結果となりました。

より詳細な調査結果はこちらよりご覧いただけます。

【調査概要】
調査エリア  : 全国
調査対象者  : 20歳~69歳 男女
回収サンプル数: 1,000サンプル
調査期間   : 2020年2月7日と2月8日
調査実施機関 : 楽天インサイト株式会社