アジア最大のスポーツの祭典、第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)の大会エンブレムのデザインが決定しました。
2019年10年19日から11月20日まで一般公募され、全国40都道府県から応募された884点の作品の中から、第20回アジア競技大会エンブレム選定委員会(選定委員長:廣村正彰氏)による厳正なる審査を経て、愛知県出身のグラフィックデザイナーで愛知産業大学造形学部デザイン学科准教授の宮下浩氏の応募案が採用されました。
発表には、大村秀章組織委員会会⻑(愛知県知事)、河村たかし会長代行(名古屋市長)、福井烈副会長(公益財団法人日本オリンピック委員会専務理事)のほか、第20回アジア競技大会エンブレム選定委員会から廣村正彰選定委員長(グラフィックデザイナー/廣村デザイン事務所代表)と矢野きよ実選定委員(パーソナリティ/書道家)、アジア競技大会出場経験者として柔道家の谷本歩実氏(2002年釜山アジア競技大会・2004年アテネオリンピック・2008年北京オリンピック 柔道女子63kg級、各大会金メダリスト)も参加しました。
【趣旨】
スポーツのもつ躍動感を自由な曲線で描いています。さん然と輝く太陽(OCAシンボル)と、紫・金・緑で作り出される中央の直線は、人々が「ひとつ」に集い、未来へ向かう様を表しています。愛知・名古屋らしく、愛知県の花「カキツバタ」の紫と、「名古屋城」の「しゃちほこ」の金、そして愛知万博、COP10、ESDユネスコ世界会議を通じて培われた環境への思いを表す緑で彩っています。また、紫と中央の直線は「アジア(Asia)」と「愛知(Aichi)」のAを、紫と金は「名古屋(Nagoya)」のNをかたどっています。
【エンブレム制作者】
宮下浩(みやした・ひろし)
〔プロフィール〕
1961年、愛知県岡崎市出身
愛知県立芸術大学大学院美術研究科デザイン専攻修了
愛知産業大学造形学部デザイン学科准教授、グラフィックデザイナー
〔受賞歴〕
世界ポスタートリエンナーレトヤマ’97/’09入選
おいしい東北パッケージデザイン展2017審査委員賞(福島治賞)等