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足ガクガク、心臓バクバクの坂道ダッシュ【佐久間編集長コラム「週刊VITUP!」第112回】

VITUP!読者の皆様、こんにちは。日曜日のひととき、いかがお過ごしでしょうか? 在宅勤務になると曜日感覚がなくなりますね。

さて、緊急事態宣言以降、通っているジムも休館となり、在宅トレーニングの日々が続いています。自宅でのトレーニングは基本的に自重となるので、もう10日以上バーベルを触っていません。やれることはやっているとはいえ、筋肉がもっと強い刺激を欲しがっていることを感じています。

「負荷のない人生なんてつまらない」と言ったのは“美尻のカリスマ”岡部友さんですが、体に負荷がかからないと、生命力が落ちる気がしてなりません。負荷がほしいのです。そして私は考えました。現役時代、きつかったトレーニングは何かと。

きついトレーニングといえば、やはり心肺機能にダメージがくるものです。坂道ダッシュ、あるいは階段ダッシュでしょう。ランニング中に、きつい坂道はないかと探していたところ、見つけてしまいました。距離は約200メートル、傾斜は20度くらい(上にいくほどきつくなる)。ちょうどいい坂です(写真)。この坂を10本ダッシュすれば相当きついことが予想されます。というわけでさっそく坂道ダッシュをやってみました。

まず1本目、かなりいいスピードで駆け上がることができ、息も上がっていい感じです。ダッシュで200メートル駆け上がって、スタート地点に戻る下りは、息を整えながらのインターバルとします。2本目、「いい感じ」…なんて言っていられないくらい一気にきつさがきました。3本目、心臓が飛び出しそうなくらいバクバクで、足はガクガク。もはやKO寸前です。4本目、散歩中の犬の横を猛ダッシュで駆け抜けたら、襲い掛からんばかりの勢いで吠えられました。半分となる5本目、坂に体が慣れたのか、スピードは落ちたものの、疲れているわりにはいいペースでのぼれました。

足のガクガクと心臓のバクバク。学生時代のきつい練習を思い出します。運動部の先生はなぜか、トレーニング向きの坂道や階段を見つけるのがうまいという「あるある」が存在します。私の場合も例にもれず、高校時代は片道5㎞走って上が見えない急階段のある場所まで行き、その階段でダッシュやら2人組になっておんぶや肩車などで何本も階段をのぼるトレーニングをして、また5㎞走って帰るという練習をしていました。思い出すと吐きそうになります。

そんなことを思い出しながら6本目、7本目と必死に駆け上がり、8本目以降は足がつりそうになって、ダッシュとは言えないスピードになってしまいました。予想していたとはいえ、予想以上のきつさ。考えてみれば日頃からトレーニングをしていると言っても、こうした息が上がるようなトレーニングは何年もやっていなかったので、きついのは当然。44歳の普通のおじさんにはなかなかハードでした。家に帰ってからのストレッチ中に何度も足をつりかけたほどです。

負荷がほしいと思って行なった坂道ダッシュは、期待通り体に強烈な負荷を与えてくれました。足はガクガクで心臓は飛び出しそうなくらいバクバク。苦しいのは生きている証。最高です。ジムに行けない今だからこそ、普段とは違うトレーニングで体に負荷をかけていきたいと思います。

 

佐久間一彦(さくま・かずひこ)
1975年8月27日、神奈川県出身。学生時代はレスリング選手として活躍し、高校日本代表選出、全日本大学選手権準優勝などの実績を残す。青山学院大学卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。2007年~2010年まで「週刊プロレス」の編集長を務める。2010年にライトハウスに入社。スポーツジャーナリストとして数多くのプロスポーツ選手、オリンピアンの取材を手がける。