夏のビックイベントであるインターハイが中止となり、全国の高校生たちは今後どのように競技を続けていったらいいのか、自身のモチベーションをどこに向けていいのか、戸惑う声が多く上がっています。
そんな状況に、自身も高校時代に日本のトップや世界を目指して競技に取り組んでいた大迫傑選手、桐生祥秀選手、寺田明日香選手が発足メンバーとなり、「日本生命 高校陸上ウィズ・アスリーツ・プロジェクト」を立ち上げました。
スポーツ支援を通じて、“支えあいの大切さ”の発信に取り組んでいる日本生命保険相互会社をビジョンパートナーに迎え、今後高校生のモチベーションの向上や競技に取り組むきっかけ創りなどの支援を実施します。
第一弾となる高校陸上オンライン・サミット(6月12日18時より開催:配信先 スポーツナビ ライブ配信など)は、3選手がそれぞれの現在の状況や高校時代を振り返りながら、現在の高校生に向けた想いや支援の方法についてディスカッションをしていきます。
なお、プロジェクトの最新情報は、高校陸上ウィズ・アスリーツ・プロジェクト実行委員会および公式Twitter(@with_athletes / https://twitter.com/with_athletes)にて、随時発信されます。
日本生命 高校陸上ウィズ・アスリーツ・プロジェクト
◆プロジェクト名 :日本生命 高校陸上ウィズ・アスリーツ・プロジェクト
◆主催 :高校陸上ウィズ・アスリーツ・実行委員会
◆発足メンバー :大迫傑(ナイキ所属)、桐生祥秀(日本生命所属)、寺田明日香(パソナグループ所属)
◆ビジョンパートナー:日本生命保険相互会社
◆パートナー :スポーツナビ
◆公式Twitter :@with_athletes ( https://twitter.com/with_athletes )
◆公式ウェブサイト
【大迫傑 コメント】
「前を向いてほしい!」。インターハイを目指す若いアスリートのみならず、新型コロナウイルスの影響が及んだ高校生や次世代アスリートの皆さんの力になれることがあるのではないか。これから新しい取り組みやチャレンジの必要性が問われる世の中で、彼らのその一歩を踏み出すきっかけになりたいという想いから、このプロジェクトを立ち上げました。さらに多くの皆様と共に、次世代アスリートたちを支えていければと思います。
【桐生祥秀 コメント】
高校生の目の前からインターハイ予選やインターハイ本選がなくなりました。そのような状況下の中、私のSNSに「なにかできることはないだろうか」などのコメントを多く頂きました。私自身も予選大会やインターハイに出場した経験をもとに、今の高校生に対してどのような言葉をかけられるか、また高校生とともにどのような行動ができるかを、この仲間たちと一緒に考えていきたいと思い、本プロジェクトを発足しました。
【寺田明日香 コメント】
「私たちは何でもできる」と思えた高校時代。そんな大切な時期の目標を失った高校生たちの悲しみは計り知れません。私が高校生の時にたくさんの方々に支えていただいた分、今度はこのプロジェクトを通じて、高校生の皆さんに再び自信や目標を見つけるキッカケを、このメンバーとともに創れたらと思います。
【イベント概要】高校陸上オンライン・サミット
◆イベント名 :高校陸上オンライン・サミット
◆開催日 :2020年6月12日(金)18:00~19:00 オンライン配信予定
◆配信先 :スポーツナビ ライブ配信(https://sports.yahoo.co.jp/livestream)
各発足メンバー公式SNSなど
◆登壇者 :大迫傑、桐生祥秀、寺田明日香、MC
◆内容(想定):高校生をトピックの中心に、3名が自身の想いや考えをディスカッション形式で進行
・インターハイ中止について
・発足メンバーの高校時代を振り返って
・現在の高校生に必要なこと
・今後の活動について
※上記内容は変更する場合がございます。
◆公式Twitter :@with_athletes ( https://twitter.com/with_athletes)
【プロフィール】 プロジェクト発足メンバー
大迫 傑(おおさこ・すぐる)/ ナイキ所属
生年月日:1991年5月23日生まれ(29歳)
出身地:東京都
自己ベスト
5000m : 13:08.40 (2015年7月 Night of Athletics) ※日本記録
10000m : 27:38.31 (2013年4月 カージナル招待)
マラソン: 2:05:29 (2020年3月 東京マラソン) ※日本記録
中学校で本格的に陸上競技を始め、駅伝の強豪校、長野県佐久長聖高校に進学。高校2年生の時に全国高校駅伝の最終7区で区間賞を獲得し、チームの初優勝に貢献。その後、早稲田大学に進学し箱根駅伝では2回の区間賞を獲得、2013年モスクワ世界選手権10000m代表にも選出される。卒業後は日清食品グループに入社し、2015年元旦のニューイヤー駅伝で1区区間賞を獲得する。同社を3月で退社し、かねてから練習拠点であったナイキ・オレゴン・プロジェクトに加入。現在もプロランナーとして活動中。
桐生 祥秀(きりゅう・よしひで)/ 日本生命所属
生年月日:1995年12月25日生まれ(24歳)
出身地:滋賀県
自己ベスト
100m : 9.98 (2017年9月 日本学生陸上競技対校選手権 ※日本学生記録
200m : 20.39 (2019年3月 Queensland Track Classic)
中学校で陸上競技を始め、全国大会で活躍。高校3年時には、当時のジュニア世界記録に並ぶ、10秒01をマーク。東洋大学入学後は各大会で活躍。リオデジャネイロ2016オリンピックに出場し、陸上競技男子4×100ⅿリレーでは決勝でアジア記録を更新し銀メダルを獲得。2017年9月の日本学生選手権100ⅿ決勝にて、日本選手初の9秒台となる9秒98を樹立。2019年アジア選手権金メダル、世界陸上4×100ⅿリレー銅メダル。
寺田 明日香(てらだ・あすか)/ パソナグループ所属
生年月日:1990年1月14生まれ(30歳)
出身地:北海道
自己ベスト
100ⅿH : 12.97(2019年9月 富士北麓ワールドトライアル ※日本記録
100ⅿ : 11.63(2019年7月 南部忠平記念)
小4から陸上競技を始め、高校から取り組んだ100mハードルでインターハイ3連覇。卒業後に初出場した日本選手権で優勝、3連覇を果たした。世界選手権にも出場するも相次ぐケガ・摂食障害等で2013年に現役を引退。その後、結婚・大学進学・出産を経て、2016年夏に7人制ラグビーに競技転向する形で現役復帰。日本代表練習生として活動した。2018年12月に陸上競技への復帰を表明。翌年8月に19年ぶりに日本タイ記録の13秒00をマーク。9月には12秒97の日本新記録を樹立し、10年ぶりに世界選手権に出場した。