主将たちに聞くwithコロナと学ボ~中央学院大学バーベルクラブ主将・斎藤隼人君(4年)&谷口征靖君(4年)【GKB応援団】




新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ジムや大学が閉鎖されてきたここ数ヶ月。果たしてトレーニングに勤しみ、ボディビルやパワーリフティングでの躍進を目指す学生たちは、この活動自粛期間をどう過ごしてきたのか? 緊急事態宣言も解除となりに明るい話題も増えているなか、各大学の主将や中心メンバーにインタビューを実施。今回は中央学院大学バーベルクラブ主将の斎藤隼人君(4年)と、広報・会計の谷口征靖君(4年)に話を聞いた。

主将の斎藤隼人君(4年)

自粛期間を使って充実した話し合いができた

――今回、初めて取材させていたくことができて大変光栄です。まだ比較的新しいクラブなんですよね?

斎藤:ありがとうございます。バーベルクラブができたのはちょうど1年前くらいで、現在は約30人が所属しています。僕自身は高校生の時からウェイトトレーニングをしていて、大学でもやりたいなと思っていたのが、立ち上げのきっかけになりました。
谷口:自分も大学生になってから自重トレーニングを中心に行なって体を鍛えていたこともあり、斎藤君と一緒にやろうということになり、友人に声を掛けたりビラ配りをしたりして人を集めて、クラブを創設することができました。

――立ち上げたばかりで約30人が集まるというは、なかなかすごいことだと思います。

斎藤:大学自体がスポーツに力に入れているということもあり、運動をしたい人は多いんです。ただどの部も練習や大会への参加が条件となっていたりして、入部を躊躇している人が多いのかもしれません。僕たちのクラブの活動は、平日夕方に毎日自由参加という形をとっていることもあり、適度に取り組みたいという人たちのニーズにマッチしているのだと思います。

――毎日自由参加、というのはなかなか珍しいスタイルですね。

斎藤:僕たちはやはり大学生であり勉強が一番大切だとは思っているので、それぞれの事情に合わせやすいようにと、このような形にしています。また、月に1度は全体練習を行なうことにしています。

――この新型コロナウイルスによる活動自粛期間は、どのように活動されていたのですか?

斎藤:当然みんなで集まることができなくなったので、週に一度、部員の大多数が参加するオンラインミーティングを開催するようにしています。これまではやってはいなかったのですが、去年いろいろやってきたこと、あるいは今年やっていきたいこともあるので、そういうことの見直しや改善のための話し合いをする場にしています。

――具体的にはどんなことを?

斎藤:クラブの知名度を広めるために、大学の教職員の方々をトレーニングルームへに招待するというのを去年は行なっていたので、それを継続することであったり、クラブのSNSに関してもあまり効果的に使えていなかったと感じているので、どのように使っていくか?などを議題にみんなで考えるようにしています。
谷口:各学年から広報、会計、理事の役職も設けているので、それぞれの話し合いも実行しています。自分は広報と会計を担当しているのですが、最近では、教職員の方々が集まる建物へ掲示物を貼り出してもらうこと、それをどこに出したら目につきやすいのか、どういったデザインの掲示物なら見やすいのか……といったことを広報として話し合いました。

広報・会計の谷口征靖君(4年)

――これまでさまざまな大学の話を聞いてきましたが、そのなかでも、かなりしっかりした組織として活動しているという印象です。

斎藤:まだ部の歴史も浅いので、今が一番頑張らなくてはいけないところなんだと感じています。部員のみんなも意識がすごく高くて、クラブを有名にしていきたいという思いもあると思います。

――ただこの自粛期間は、モチベーションを保つのは難しかったのではないですか?

斎藤:バーベルクラブとしては、逆に良い時間になったのではと感じていますね。去年は部員全員が「頑張ろう」という一心で活動してきたのですが、なかなか活動の反省ができていなかったり、企画の立案も停滞したりしている状態だったので、この期間を使って充実した話し合いの時間ができたことは部として前向きに捉えられることだと思います。
谷口:そうですね。これまでも「見直そう」という声はありながらも、実際は学業など他に優先することがありできていなかったことなので、意思疎通をしっかりできる良い時間になりました。

――今後は大会での活躍など活躍の場が広がっていくといいですね。

斎藤:去年の冬の関東学生パワーリフティング選手権大会には2名が参加したのですが、やはり出場して楽しいなと思いましたし、もっと広めていきたいなという気持ちになりました。今年の春の関東学生大会は中止になってしまいましたが、新たに4名が出場する予定だったんです。まだ部としての実績がないので、やはり名前を広めるためにも個人としても部としても積極的に大会へ参加していきたいとは思っています。

――それが新入生へのアピールにもなりますしね。

斎藤:はい。「部員それぞれが目標を達成しやすい環境づくり」というのを意識した体制作りをしていて、とても柔軟な活動がしやすいクラブだと思うので、新入生の方にもぜひ興味を持ってもらいたいと思っています。
谷口:僕たちの部は縦のつながりもしっかりしていると思うので、いろんな人たちと触れ合うことができる環境にあると思います。筋トレに興味のある方はもちろん、そういったつながりを作っていきたいと思っている方々にも来てほしいですね。
斎藤:今は女子部員がゼロなので、そこもぜひ(笑)。あと最後に一つ。まだ学生連盟に加盟してから日が浅いこともあり、去年は理事だった久恒(歩・元東京大学運動会B&W部)さんや石川(裕士・元青山学院大学パワーリフティング部)さんにとても優しくしてもらいました。今年は、学連に貢献できる活動をしていきたいと思っています。

取材・文/木村雄大

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