高校生の約7割が運動や筋トレを実施。JKの約6割はダイエット中




パーソナルトレーナーや24時間ジムなどが急増し、運動を日常に行なえる環境が整ってきている昨今。成人男女はそれを積極的に活用していますが、高校生たちはどうなのでしょうか?

LINEリサーチが高校生の男女を対象に、運動・ダイエット事情に関する調査を実施しました。

 

■高校生の約7割が運動や筋トレをやっている

「いま運動や筋トレをやっていますか?」という質問に対し、約7割の高校生が「運動や筋トレをしている」と回答。高校生と言えばバイトや遊びなど楽しいこともいろいろある中で、日頃から部活や日常生活の中で運動や筋トレに取り組むアクティブな人が多いようです。ちなみに「運動や筋トレをしている」と答えたのは、女子高生(JK)が72.8%、男子高生(DK)が69.3%でした。
運動の内容を詳しく見てみると、男子の方がより筋力UPにつながりそうなトレーニングをしていることがわかってきます。たとえば男子に人気が高いのは、腹筋、腕立て、ランニングから体幹トレーニング、女子にはないダンベルも9位に入っています。
一方、女子は腹筋や体幹トレーニング、スクワットなどは上位に入っており、男子と同じように好まれていますが、ウォーキングやダンスが上位に来ているのが特徴です。
男子は、筋肉を鍛える運動で部活やスポーツなどに生かし 、女子は部活などのトレーニングのほかに、脂肪燃焼やスタイルアップを目指しているのかもしれません。

■JKのダイエット意識は高い。約6割がダイエット中

次なる質問は「いまダイエットをしていますか?」というもの。男女別に見てみると、ダイエットをしている人の割合は女子で64.8%と6割を超えているのに対し、男子では24.7%にとどまりました。

女子にとっては「ダイエットはやっぱり気にしちゃう」というイメージですが、男子にとっては「ダイエット?あまり関心ないな……」という人も多い様子です。

方法も男女それぞれで全く異なる結果が出ています。男子は「運動/筋トレなど身体を動かす」が1位で圧倒的に多いです。一方、女子も「運動/筋トレなど身体を動かす」が1位ではあるものの、2位のお菓子やジュースを控える、3位の毎日体重計に乗るといったように、さまざまな方法に取り組んでいるようです。

中でも、6位にランクインしている「ダンス」は運動や筋トレの方法にもランクインしていたように、女子にとっては身体づくりのための身近な方法なようです。

マッサージや入浴、食事のバランスを考えたり、食事をとる時間を気にしたりするなど、女子はコツコツとダイエットに取り組んでいるのが伝わってきます。

■「運動・筋トレ」や「ダイエット」で参考にしているのは?

「運動や筋トレ」においては、男女ともにYouTubeを参考にすると答えた人が最も多いという結果になりました。次いで「部活/クラブ活動」となっています。部活のトレーニングメニューなどを参考に身体づくりをしているようです。
3位以降には男女で差が出てきます。女子はInstagramやTikTokなどのSNS情報を参考にする人も多いようです。たしかに、女子の「運動や筋トレ」の方法にランクインしている「体感トレーニング」や「ダンス」は、SNS上での動画配信が参考になりそうなメニューです。
これに対して男子は、友達や学校の先生、家族など、自分の身の回りにいる人を介した情報を気にしているという傾向がありました。同じ部活の友人や部活の先生、兄弟などと運動や筋トレの話になることも多いのかもしれません。

「ダイエット」に関しても男女ともにYouTube を参考にする人が多数派となりました。女子はInstagramも参考にしている人が多く、テレビ番組やダイエット関連サイト、TikTokなどさまざまなところから情報を入手しているようです。

女子の「ダイエット方法」では、男子には見られない「ダンス」や「マッサージ」などが入っていましたが、「運動・筋トレ」と同様にSNSで動画を見て、真似をしやすいというのもあるかもしれません。お気に入りのアーティストやインフルエンサーをお手本にして、なりたい自分をイメージで取り組んでいるのかもしれません。

一方、男子はテレビ番組やTwitterなどもランクインしていますが、「なにも参考にしていない」という人が2位という結果に。男子のダイエットの方法でも見られたように、身体を動かすことを中心に行なっているため、ダイエットに関する参考情報が欲しいという気持ちは、女子に比べると少ないのかもしれません。

 

【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:高校1年生~3年生 男女
実施時期:2020年5月1日~5日
有効回収数:1022サンプル

​※調査結果の詳細はLINEリサーチの調査メディア「リサーチノート」で確認できます。