新型コロナウイルスによって、マスク市場が一気に活性化しています。
当初は仕方なくつけていたマスクですが、ここまで日常化してしまうと「どんなマスクを買おうか」と物色するようになってきます。そうして新たなファッション文化が生まれ、ちょっとしたワクワクを与えてくれていることは、予期せぬプラスの一面と言えるかもしれません。
一時期のマスク不足も解消され、いまやジャンルの垣根を越えた様々なメーカーが多種多様なマスクを発売しています。買い物や運動時にも必須なので、それぞれのシーンに合ったマスク、あるいは自分だけのオリジナルマスクが欲しいという人も増えているでしょう。アイテム数が少なかった春頃は、オリジナリティを出そうとすると手作りしかありませんでしたが、現在は素材や用途によって選択の幅も広がりました。マスク専門店が誕生し、オーダーメイドを売りにするショップも現われています。
そんな中、VITUP!は当然スポーツやトレーニング界で話題のマスクに注目。今回は、編集Mが所属するフットサルチーム『CLAQUE CRACK』でオリジナルマスクの制作を依頼してみました。
選んだショップは、以前トピックスで紹介した『teammax / チームマックス』さん。サッカーやフットサルのユニフォームをはじめとしたチームオーダーの専門店です。HPに「チームカラー、チームロゴやエンブレムを入れて、オリジナルマスクを作成しよう!」と謳われているように、ユニを発注するのと同じような感覚でマスクをつくれます。
まずは注文フォームで色やサイズを選びます。色・柄・ロゴの位置・耳ヒモの色などは選択式なので、フルオーダーではなくセミオーダー。自由度が高すぎるといつまでも決まらないので、このくらいがちょうどいいです。色は21タイプ、柄は39タイプもあり、デザインデータを入稿すれば、それを使っていろいろと調整してくれます。
基本色の中にチームカラーと同じオレンジがあったので、ベースの色はすぐに決定。耳ヒモはホワイト・ブラック・ネイビーの3色からネイビーを選びました。
さあ、最大のポイントとなるロゴ。これはちょっとこだわりたい! データを送り、複数の色バージョンを見せてもらうことに。基本色の中からオレンジに合いそうなイエローとエンジをチョイス。すぐにサンプルイメージがメールで届きました。
マスクとしてはロゴが目立ちすぎるかな……ということで、次はベースのオレンジに近い色に変更。基本色にない「濃い(赤の強い)オレンジ」と「淡い(黄色の強い)オレンジ」の2タイプを新たに依頼しました(オリジナル色は色調整費が別途必要)。サンプルイメージは……。
大人らしい落ち着きが出て、よりいい雰囲気になりました。濃いオレンジ(上)に決定!
今回はミニマムロットの10枚を注文。24,200円+色調整費3,300円+送料1,100円で、計28,600円です。料金を振り込み、待つこと約1ヵ月……。
届きました!
イメージ通りのカラーです。
マスク部分は、ユニにも使用されるエアロシルバーという素材。抗菌防臭・UVカット効果を備えているそうで、繰り返し洗って使えるというのがうれしいですね。
ロゴは昇華プリントなので生地になじみ、洗濯しても消えたり剥がれたりしません。顔にフィットする立体構造もスポーツ向きですね。
裏側はこんな感じ。サラサラしていて着け心地は快適です。
では、ユニフォームと合わせてみましょう。
ピッタリですね。市販のスポーツ用マスクと比較してみると……。
華やかさが違います。
私服に着けても違和感なし。普段使いもできそうです。
アウェー用のユニとも好相性でした。
プレーしてみても、あまり息苦しさは感じません。メッシュ素材などと比べると呼吸のしにくさはありますが、そのぶん飛沫の飛散防止効果は高いということでしょう。しかも、かなり汗をかいてもベタついたりしません。
チームマスク、とにかく目立ちます。他チームからも羨望のまなざしが注がれました。
今回はテスト的な注文だったこともあり全員に行きわたりませんでしたが、実物に満足したので追加発注決定! 同じデザインなので、今度は色調整費がナシになるとのことです。
コロナ渦が一段落する日まで、ネガティブな気分で暮らしていても状況は変わりません。感染拡大に注意しながらもポジティブに生きていくために、しばらくはマスクという新たなトレンドを楽しんでいきたいですね。
文・写真/編集部