11/15(日)に開催された、SUPER BODY CONTEST(SBC)による第2回目のオンラインコンテストとしてニコニコ生放送(ニコ生)とコラボした『SUPER BODY CONTESTイベント“ニコ生でスパボ2”』。普段のSBCにおいては年齢によるクラス分けがなされての勝負となるが、この“ニコ生でスパボ2”においては男女ともにその区分けがなく、8名ずつ幅広い世代の選手が集まってのオーバーオールコンテストとなった。
そのなかで、男子で見事に頂点に立ったのは関西出身の40歳、伊藤孝だ。
「バーチャルコンテストというものに興味がありました。コロナ禍で生まれた新しいコンテストなので、それが良いものなのか、悪いものなのか、出てみないとわからないですよね。まずは体験してみたい、そう思って出場を決めました」
自慢の部位と話す「胸」の広がりからキュっと絞れたウエストのバランスは見事であり、180センチを超える高身長も相まって、他の参加者と比較してもステージ上で抜群の存在感を放った。美しい絞りに関しては、「もともと10月くらいの大会に出ようと思って夏くらいから減量をはじめていたので、今日はちょうどいいコンディションに持っていけたのではないかと思います。こういうコンテストというのはもう5年くらいやらせてもらっているので、身体が減量を覚えているという感覚はありますね。いつも通りの減量を進めることができました」と話す。
ボディメイクは自分との闘い。そう話すトレーニーも多くいるが、「優勝の要因は?」と聞くと伊藤は、よどみなく「家族の協力のお蔭」と言い切った。
「やっぱり独身で一人でやっているわけではないので、朝は奥さんが子どもの面倒を見てくれているからこそジムに行けますし、順調に減量を進められたのも、奥さんが食事を作ってくれたりするからこそ。それがあったからこそトレーニングができたし、優勝できたと思います。会社の人とかもそうですが、応援してくれる人たちの気持ちに応えられて今は純粋に嬉しい気持ちです」
プロフィールの趣味の欄に「2歳の娘と遊ぶこと」と書くほど、家族愛にあふれる伊藤。そんな良きパパは、コンテストが終わってホッとしながらも、また次のコンテストでの躍進を見据えている。
「今回はSBCのコンテストに興味があって出場しましたが、いろんな団体の大会があるので、その中で自分の好きな団体の大会に出てみたいなと思っています。今回出場して、SBCは魅力的な大会だとわかったので、チャンスがあればぜひ今後も出てみたいですね」
取材・文・写真/木村雄大