才木玲佳2020年の挑戦はフィジーク準優勝でフィニッシュ。悔しさ滲ませるも「やり切った」【ゴールドジムジャパンカップ】




2020年はボディコンテストの出場を目標に掲げて活動してきた“筋肉アイドル”才木玲佳が、11/29(日)に開催された『ゴールドジムジャパンカップ』で見事に準優勝に輝いた。

この大会は、ボディコンテストの“登竜門”イベントとして札幌、福岡、神戸、金沢、東京と各地で開催されてきた『マッスルゲート』の集大成となるもの。各地方大会の上位入賞者に加え、トップクラスの競技実績を持つゴールドジムメンバーが出場した、いわば全国大会的な立ち位置のコンテストだ。

“れいたん”こと才木玲佳は、女性らしい筋肉美を競うボディビル競技・ウーマンズフィジーク部門の東京大会女王としてこのコンテストに出場。規定ポーズでの比較審査を勝ち抜き、1分間のフリーポーズでは東京大会と同じく、アイドルユニット・Cheer💛1の楽曲であり、自身がプロレスラーとしてリングインする際の入場曲である「Ready Go!!!!!」をBGMに全力笑顔のステージングで観客を魅了した。

結果は、昨年の『日本クラス別選手権大会』女子フィジーク158cm以下級2位の実績を持つ清水恵理子の後塵を拝して惜しくも準優勝。とはいえ、上位入賞のためには一定の経験値が必要とされるこのフィジーク競技において、20代ながら完成されたバルクでこの結果は十分すぎるもの。

右は優勝した清水恵理子。左が才木玲佳

本人は大会後に自身のSNSで「優勝できなかったのは悔しいけど、初挑戦にしては良い結果!やり切ったし、悔いはありません!」と報告。悔しさを滲ませたものの、愛くるしい笑顔を振りまくその姿で、女子フィジークという競技に新しい風を吹かせたのは間違いない。

「常に、今やりたいことをやり続けていきたい」と以前にインタビューで語っていた、れいたん。今年は負傷の影響でプロレスラーとしての活動を休止し、このボディコンテストに懸けてきたが、来年はまたプロレスに戻るのか、コンテストでリベンジを果たすのか、はたまたその両方なのか。貪欲に求め続ける彼女の今後に、乞うご期待。

文・写真/木村雄大