第46回目は股関節をターゲットにしたインバーテッド・ハムストリングです。
このエクササイズでは自分の思い通りに身体を動かす能力を高めることができます。
筋肉を伸ばしながらも、ある程度の力を発揮しながら動かしますので、身体を目覚めさせたい朝や運動前のウォーミングアップとして取り組んでみましょう。
■インバーテッド・ハムストリング〜太ももの裏側を伸ばす〜
【動作】
① 立位になり両足を揃える。両腕は肩の高さに左右に伸ばす。
② 骨盤を前傾させながら上体を前方へ倒し、同時に左足を挙げていく。
③ 姿勢を保ちながらも、右の太もも裏側（ハムストリング）をストレッチさせる。
④ ゆっくりと元の位置へ戻し、交互に繰り返し行なう。
左右交互に10回
【効果】
片足で姿勢を安定させながら行なうことで、股関節の機能を高めます。単に筋肉を柔らかくするのではなく、動きの質を高めるエクササイズです。股関節がスムーズに動かせるようになると、膝や腰へのストレスが軽減し、下半身やお腹の引き締めにもつながります。
【実施上の注意点】
・動作中に姿勢が崩れない範囲で行ないます。
・軸となる足の膝は伸ばし過ぎないように、わずかに曲げます。
・反動をつけずに、ゆっくりと丁寧に行ないます。
指導＝黒木博幸
協力＝一般社団法人 Educate Movement Institute
黒木博幸（くろぎ・ひろゆき）
1985年⽣まれ。宮崎県出⾝。福岡医健専⾨学校卒業。専⾨学校卒業後、整⾻院で体のコンディションを整える⼿技を学び、2008 年より本格的にフリーのトレーナーとして活動をスタート。様々なトレーニング⽅法や理論を学ぶなかで、ピラティス、ヨガのボディワークに興味を持ち、ニーズに合わせたプログラム指導を提供する。現在、一般の方からアスリート、アーティストに対しての体づくりをサポートしている。NSCA-CPT（NSCA 認定パーソナルトレーナー）、Core Performance Yoga CPY® /Athlete Pilates AP™アドバンストレーナー（⼀般社団法⼈Educate Movement Institute 認定）、1ッ星栄養コンシェルジュ®（⼀般社団法⼈ ⽇本栄養コンシェルジュ協会）、ViPR 認定インストラクター。
