パソトレで痩せることにしました #01 ~マンツーマンのメリット~




決めました。痩せることにします。

 

約20年間、85kgという体重を維持してきました。20歳頃から格闘技のために始めたウエイトトレーニングで80kgまでは筋肉メインで増えた実感があり、さらに5kg(ほぼ脂肪)上乗せされてからも、いろいろなスポーツを行なう上でとくに支障を感じていませんでした。

 

しかし、年齢を重ねてくると、同じ体重であっても相対的に筋肉量が落ちてきて当然。34歳でフットサルを始めてからは、ジムに行く時間もめっきり減りました。たまに行っても筋トレは気休め程度で、プールやジャグジーでくつろぐことが主目的になっていました。
すると40代半ばを過ぎた頃から、肉離れ、足首骨折、膝靱帯損傷とケガが続き、49歳にして今まであまり感じなかった「体の重さ」を実感するようになりました。

 

久々に体重計に乗ってみると・・・・・・。

重いはずです。自分が適正(?)と信じていた体重より2.3kgも増えています。

 

しかも、この1年はコロナ禍で活動量が低下しているので、より筋肉が落ち、その重さ分の脂肪も上乗せされていると考えられます。つまり、実質的には2.3kg以上の脂肪が蓄えられたはずです。自粛期間中にお菓子などを食べる機会も増えたので、自業自得と言わざるを得ません。

 

ウエストサイズを測定してみると98cm。せっかく新人デザイナーが作ってくれたVITUP!のTシャツも、かっこよく着てあげられません(Lサイズ)。

 

肥満化の影響はフットサルのプレーにも表われるようになってきました。直近の大会では、このような動き(↓)。
(ボラ選手などプロ中心のゲストチームにも遊んでもらいました)

 

すべてが遅い・・・・・・。靱帯が完治していないのを差し引いても体のキレがなさすぎます。それ以前に自分の体をまったくコントロールできていません。コロナ前、85kgだった時の動き(↓)と比較してみると、たった2kg強の体重差ですが、体感的にはかなり違います。

 

 

あらためて考えてみると、そもそも高校のサッカー部時代は65~66kgでプレーしていたのに、そのイメージに近い動きを85kgでやろうとすることにも無理があります。実際、思い描いているプレーに対し、現在のリアルな自分は2歩も3歩も、ひどい時には5歩も6歩も遅れて動いています。「ありあまるパワーを抑えるために、あえて肉の鎧を着ている」などとロビンマスク風に強がってみても心が寒くなるだけです。

 

エンジン(筋肉)の性能が落ちているのに、車体が大きく重くなっているというのは、基本的な設計に問題があると言えます。それでも無理やり動かそうとするので、エンジンにも車体にも過剰なストレスがかかっているわけです。

 

・・・・・・それなら車体サイズを小さくし、エンジンの排気量をアップさせればいいのでは? そうすればボディコントロールが多少は改善され、プレー寿命も延びるのでは?

 

そんなことはわかっています。何年も前から考えてはいましたが、何かと言い訳をつけて先送りにしてきました。でも、そろそろ限界です。ケガの少ない人生を楽しむために、パーソナルトレーニングを始めることにしました。一歩前に進むことができたのは、コロナのおかげかもしれません。

 

筋トレ経験はそれなりにありますし、石井直方・東京大学名誉教授をはじめ、その道のスペシャリストの方々とお仕事をさせていただく機会も多いので、基本以上のトレーニング知識はあります。とはいえ、「知っている=実践できる」ではありません。また、早く確実に効果を出すためには専門家のマンツーマンレッスンは最適です。

 

・レベルや目的に合わせてメニューを組んでもらえる。
・フォームなどを客観的にチェックしてもらえる。
・オールアウトへの追い込みをサポートしてもらえる。
・現状に合った栄養面のアドバイスが得られる。
・モチベーションの向上と維持が期待できる。
・予約した以上、気分が乗らない日も行かないわけにいかない。

 

これらは自主トレでは得がたい大きなメリット。昔やっていたトレーニングでは本格的な指導を継続的に受けたことがなかったので、この機会に正しいフォームも体に染みこませようと思っています。

 

食事コントロールだけで痩せようとすると、脂肪と一緒に筋肉も落ちてしまいます。それでは基礎代謝が落ちてむしろ太りやすい体になってしまうので、筋肉が減るのを少しでも抑えながら脂肪を減らしていくという計画です。ただ、筋トレのブランクを考えると、おそらく初期段階では脂肪を落としながら筋肉を増やすことも可能だろうと予想しています。

 

季節は春。何かを始めるのには最適のタイミング。肉体改造の目的は「見せる」ことではありませんが、決意が鈍らないよう恥ずかしい現状を公開しておきます。

 

目標は、キリのいいところでマイナス10kg。コロナ禍の中でお世話になってきた夜の読書のお供たち(↓)とは、ここでお別れです。

 

文/本島燈家