8/8(日)に東京・北とぴあで開催された第32回ジャパンオープン選手権大会のクラシックフィジーク部門で、五味原領がオーバーオールチャンピオンに輝いた。
これまでゴールジム主催の『マッスルゲート』などでクラシックフィジークは開催され、五味原は昨年行われたその全国大会にあたる『ゴールドジムジャパンカップ』でオーバーオール優勝を達成。現時点での日本のクラシックフィジーク王者が、改めてその力を見せつける形となった。
「まずは安心したというのが一番です。追われる立場であるということはあまり考えずに、自分の理想とする身体作りをこれまでと変わらず継続して行い、今日のステージで披露してきたと思います。そういうプレッシャーは感じませんでしたね」
エントリーした171cm以下級では盤石の勝利。各階級王者とのオーバーオール審査においても下馬評通りの優勝かと思われていたが、審査結果では3位票も入っており、僅差での勝利だったことがうかがえる。本人も「理想の身体にはまだまだ程遠い」と話しており、これからの進化がますます楽しみだ。
「学生時代から細身で、たとえフレームが良くても細身だと高い評価は得られません。なので、その弱点をつぶすために厚みや、特に脚を強化できるトレーニングを今年は重視してやってきました。理想にの身体に向けて課題を一つ一つ潰しながら、毎年必ず成長していくことが大事だと思っています。成長を止めないように、これからも頑張っていきたいと思います」
文・写真/木村雄大