「いくつになっても海パンになれるようにトレーニングは続けていきます」小島よしお③【筋の旅人】




海パン姿とムキムキの体を駆使したギャグで人気を集めるタレントの小島よしおさん。その鍛え上げられた肉体は誰もが気になっているはず。小島さんのトレーニングの原点はどこにあり、いかにして作り上げられたものなのか? 最終回はこれからのトレーニングとの付き合いについて語ってもらいました。

――現在は週に何回くらいトレーニングをしていますか?

小島:今は週に5回くらいです。毎回1時間がっちりトレーニングをするというよりは、取材が終わった後に時間があるから10分だけやっておこうとか、稽古場にダンベル、ベンチプレス、懸垂とあるので、少しでもやるという感じで、日常の一部にしています。昔は部位ごとに5分割にしてトレーニングをしていましたが、最近はそこまでやらずに、懸垂、ベンチプレス、腹筋が中心です。

――事務所にトレーニング器具をそろえたのはいつでもできるようにするためですか。

小島:そうです。いつでも気軽にできますからね。家でできるのが一番理想的かもしれませんが、自分の行きやすい場所にジムを探すのは大事ですよね。

――ジム選びは大事ですね。

小島:はい。自分の家の近所だったり、よく行く場所の近くだったり、自分のテリトリーで選んでいました。最近はエニタイムフィットネスがいいなと思っています。履いていった靴のままできるのがいいですよね。

――筋トレだけでなく、ランニングもやっているのですよね?

小島:最近はランニングのほうが多いですね。今は週2~3回走っていて、長めに走る日とインターバルで追い込む日と分けて走っています。

――アスリートみたいですね。

小島 結構形から入るタイプなんです。ランニングはナイキの厚底シューズを履いていますし、ベンチプレスをやるときはリストラップをつけたり。他にも雑誌を見て、こういうトレーニングをやってみようと考えたり、パーソナルトレーナーの方にお願いして一緒にトレーニングをさせてもらったり、いろいろやっています。

――一番好きなトレーニングは?

小島:やはりベンチプレスですかね。アームカールも一番反応がきやすいので好きです。これは自分だけかもしれませんが、明日は裸の仕事だからトレーニングをやっておこうみたいなこともあります(笑)。

――そういうこともあるんですね。

小島:これはめちゃくちゃありますね。冬場とかは単純に寒いので、出番前に体を温めるためにトレーニングをすることもあります。

――これからトレーニングを始めようかなという読者の方にアドバイスをお願いします。

小島:運動は気持ちいいですから、まずはやってみましょう。僕はトレーニングができない生活は考えられないですね。

――やらないと気持ち悪いというところまでいったら最高ですね。

小島:その通りですね。何をやっていいかわからないという人は、いろいろやってみるのがいいと思います。筋トレをやっていたけど飽きてしまったり、面白くなくなってしまったりという人もいると思うんです。たとえば一人の人から教わった方法がうまくいかないと、フタをしてしまう人が多い印象があります。でも自分にフィットするトレーニングは絶対にあると思います。いろいろな人にメニューを聞くのもいいですし、トレーニング方法も今はいろいろありますから。自宅で使えるトレーニング器具もたくさんあるので、そういうものを探すのもいいですね。

――小島さん自身は今後もトレーニングは続けていく?

小島:いくつになっても海パンになれるようにトレーニングは続けていきます。あとは海パンになれるような人を育てるというか、トレーニングを教えるほうにも興味があります。

――トレーナー資格も持っているのですよね?

小島:はい。今は勉強をし直しています。大腿筋膜張筋と中殿筋を自分の中で落とし込んでいます。ちょっとY字バランスをやりたいなという考えがあって、そのためには大腿筋膜張筋ってすごく大事だよなと。走るときとか、階段を登るとき、歩くときにも使う筋肉なので、これは誰にでも大事なところなんです。そういうことも伝えられるようになりたいですね。

――結構マニアックですね。

小島:筋肉の話をできるのは楽しいです。今日はこういう時間をいただけてありがとうございました。

取材、文/佐久間一彦
写真/佐藤まりえ


小島よしお(こじま・よしお)
1980年11月18日生まれ、沖縄県出身、千葉県育ち。早稲田大学教育学部国語国文科卒。2007年に「そんなの関係ねぇ!」「おっぱっぴー」の二つが「ユーキャン新語・流行語大賞2007」にノミネートされるなど一躍人気者に。2020年からスタートしたYoutubeチャンネル「小島よしおのおっぱっぴー小学校」が人気を集めている。