標高3000mと同じ低酸素空間 「30分で汗だく」トレーニングを体験




読者のみなさまこんにちは。VITUP!の伊藤です。今回は東京都世田谷区野沢にある低酸素トレーニングジム・AIRNIX(エアニックス)にお邪魔して体験取材をさせていただきました。

こちらのジムは、世界最大級のフルコンタクト空手団体・新極真会の塚本徳臣支部長が今年4月に立ち上げました。塚本支部長と言えば現役時代、“空手革命家”と呼ばれる天才的なファイトスタイルで2度も無差別級の世界チャンピオンに輝くなど、一時代を築いたレジェンドです。現在はジムと同じビルにある世田谷・杉並支部塚本道場で指導を行ない、未来の世界チャンピオンを育成しています。

ジムは駒沢大学駅、学芸大学駅から徒歩圏内にあり、最大の売りは何と言っても低酸素空間です。低酸素トレーニングは通常トレーニングよりも短い時間での運動効果が期待でき、忙しい人でも時短トレーニングをすることができます。

トレーニングを行なう前に、AIRNIXの店長兼トレーナーの中川林香さんから説明を受けます。AIRNIXは常圧低酸素エリア、低圧低酸素エリア、ウエイトトレーニングエリアに分かれており、この日行なうのは常圧低酸素エリアの自走式トレッドミル(ランニングマシン)です。低酸素ですが気圧は通常と変わらないため、高山病の心配はないそうです。

低酸素ルームに入ってもとくに息苦しさなどは感じません。僕自身、ダイエット目的で普段から散歩くらいはしていますが、激しい運動は数年ぶり。最初は様子見でゆっくり歩きます。慣れないうちは両手で手すりをつかまないと足を踏み外しそうです。そして徐々に足の幅を広く、早歩きへ。

5分おきにインターバルをとり、血中酸素飽和濃度を計測します。数値が危険水域に入れば、一度低酸素ルームから退出して休憩します。この数値は安全面への配慮とともに、どれだけ追い込めているかの基準になります。90台後半から始まり、目標値は85前後。中川トレーナーからのアドバイスで、下を向かないように意識してできるだけ手を振り、肩の力を抜いて歩きます。このあたりになるとジョギングも混ぜます。自分的にわりと追い込んだつもりでも、血中酸素飽和濃度はまだ90。

意識的に早歩きとジョギングを続け、何度目かの計測で目標値の86までいけました。ただ、マスクをしていることもあってとても息が苦しい。両わき腹も痛い。汗が滝のように流れます。やばい、まだ残り10分ある……。

最後の力を振り絞り、ラスト20秒は全力で走ってみました。

歩いた(走った)距離は2.7km。部屋の外に出た時の空気がおいしいこと。この瞬間に自分が低酸素ルームにいたことを実感します。しばらく灰になりました……。

30分と短時間集中のため、運動不足の方も続けやすいのではないかと思います。ぜひ一度体験してみてください。

■AIRNIX(エアニックス)

住所:〒154-0003 東京都世田谷区野沢3-30-6 スプーキービルセカンド1階
電話:03-6804-0274
営業時間 平日8:00~21:30(最終受付21:00)
土日8:00〜19:00(最終受付18:20)
定休日:不定休

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Price〈月会費 税込〉
☆デイタイム¥7,700
(平日限定13:00~18:00・月4回)
☆ウィークエンド¥8,800
(土日限定・月4回)
☆スタンダード(月4回)¥9,900
☆アドバンスド(月6回)¥11,880
☆アスリート(月8回)¥13,200

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文/伊藤翼
撮影/少路昌平