人力車車夫・大島柊が魅せた抜群の絞り! 部分賞獲得&3位入賞を達成 【ミスター早稲田2022】




11/6(日)早稲田大学にて、学園祭の名物企画である「ミスター早稲田」が開催された。ミスター早稲田とは、早大バーベルクラブ主催の”学内No1マッチョ”を決める大会。ミスターの称号を得るべく、若き選手たちが弾ける笑顔でパフォーマンスをくり広げた。ここでは同大会で3位入賞をはたした、大島柊選手(3年)のインタビューをお届けする。

バーベルクラブでの出会いはすごく大きなものだった

――今の率直な気持ちをお願いします。

「比較審査の時に1回も呼ばれなかったので、正直厳しいかなと思っていました。ミスター早稲田の比較審査の時に初めて呼ばれたので、アツい展開でしたね。バルクでは全然勝てないと最初からわかっていたので、絞りで自分は勝負してきました。それが実を結んで3位になることができてうれしいです」

――腹部門での部分賞獲得に、その努力が反映されていたように思います。

「ありがとうございます。ただ自分の中ではまだ脂肪が乗っている状態だと思っています。元から割と細い体型なのですが、ここからミスターを獲れるレベルまでもっていくにはもうひと踏ん張り必要だと感じました」

――普段は浅草で人力車の車夫のアルバイトをしているそうですね。きっかけは何だったのでしょうか。

「大学1、2年はコロナで全然大学に通えなかったので、新しい人と出会いたくて車夫のバイトを始めました。高校生の時はウキウキして大学生活に臨んだんですけど、コロナの影響で新しい出会いが全然なくて(笑)。そんな時、友達に連れて行ってもらった川越で人力車を見て、『これだ!』と思ったんです」

――アルバイトを通して人間関係は広がりましたか?

「はい。人力車に乗ってくれたお客様とのつながりができました。鍛えていると『いい体をしていますね』という話題から会話が弾んで、仲良くなることもありました。今日も人力車のお客さんが会場に来てくれてとてもうれしいです」

――「つながり」という点で言うと、早大バーベルクラブの存在も大きかったのではないでしょうか。

「自分は2年生の時に入ったので、最初はみんなと全然関わりがなかったんです。活動頻度も低かったんですけど、こうやってステージが決まったら一致団結することができました。これまで全然参加していなかった自分にも、すごくフラットに接してくれたのがうれしかったですね。今まで筋トレはひとりでやるものというイメージでしたが、今回はみんなで大会に向けて準備して、みんなでつくり上げた感覚でした。バーベルクラブでの出会いはすごく大きなものだったので、とても感謝しています」

――来年もミスター早稲田に出場しますか?

「まだ考えていなかったのですが、今以上の自分になることができたら、ぜひ出たいと思っています」

取材・文/森本雄大
写真/ちびめが、森本雄大

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