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ギリシャヨーグルトの何がいい?【桑原弘樹の栄養LOVE】

サプリメント実践的活用のスペシャリストである桑原弘樹さんが、サプリや栄養や肉体に関する疑問を解決する連載。第151回は近年、コンビニなどでもよく見かけるようになったギリシャヨーグルトについて。

■通常のヨーグルトから水分を取り除き、ろ過して濃縮

ギリシャヨーグルトは水切り製法によって、通常のヨーグルトから水分と乳清(ホエイ)を取り除いて、より固形分だけの状態にしたヨーグルトです。チーズに近いヨーグルトといったイメージでしょうか。

ヨーグルトと一言で言っても、ドリンクタイプのような液状のものもありますし、一般的なヨーグルトのような食感のものもあります。さらに固形の食べ物に近いヨーグルトがギリシャヨーグルトですから、まずはその食感なり食べ応え、おいしさという点で価値があるのではないでしょうか。そのまま食べてもOKですが、朝食の際などにはパンケーキにつけてみたり、サラダにのせてみたりと名バイプレイヤーの要素も持ちます。

栄養面から見た場合は、当然ヨーグルトなので一般的なヨーグルトと同様に乳酸菌は豊富ですし、他にもカルシウムやビタミンも含まれています。ギリシャヨーグルト独自の特徴に関しては、水分を取り除いてろ過されて濃縮された状態にありますから、一般のヨーグルトよりも自然と高タンパクになりますし、低脂肪、低糖質にもなります。中には脂肪を取り除いた脂肪ゼロ(もしくはそれに近い)ギリシャヨーグルトもありますから、その場合はちょっとした固形のプロテインみたいな要素も持ち合わせることになります。

個人的には水切りによって、乳清(ホエイ)が取り除かれるのが残念ではありますが、たとえば肉や魚といった一般の食材と比べた場合には、高タンパク・低脂質である上に吸収スピードも早いため、トレーニング後のちょっとした間食にオンしたり、直接食べるという発想もアリなのではないでしょうか。値段的にも普通のヨーグルトと大差ありませんので、タンパク質補給という観点から考えた場合にはむしろ安いと言えるかもしれません。日常のタンパク質補給源の候補に入れるのはアリではないでしょうか。


桑原弘樹(くわばら・ひろき)
1961年4月6日生まれ。1984年立教大学を卒業後、江崎グリコ株式会社に入社。開発、経営企画などを経て、サプリメント事業を立ち上げ、16年以上にわたってスポーツサプリメントの企画・開発に携わる。現在は桑原塾を主宰。NESTA JAPAN(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会 日本支部)のPDA(プログラム開発担当)。また、国内外で活躍する数多くのトップアスリートに対して、サプリメント活用を取り入れた独自のコンディショニング指導を行ない、Tarzan(マガジンハウス)など各種スポーツ誌の企画監修や執筆、幅広いテーマでの講演会など多方面で活躍中。著書に「サプリメントまるわかり大事典」(ベースボールマガジン社)、「私は15キロ痩せるのも太るのも簡単だ!クワバラ式体重管理メソッド」(講談社)、「サプリメント健康バイブル」(学研)などがある。プロフィール写真のタンクトップにある300/365の文字は、年間365日あるうち300回のワークアウトを推奨した活動の総称となっている。300日ではなく300回であることがポイントで、1日2回のワークアウトでも可。決して低くはないハードルだが、あえて高めの目標設定をすることで肉体の進化が約束されると桑原塾は考え、実践している。