全国各地で開催されてきた2021年の「マッスルゲート」の集大成として、11/27(土)・28(日)に東京・新宿住友三角広場にて開催された「ゴールドジムジャパンカップ2021」。このコンテスト内にて、サプライズとして新競技「ドリームモデル」のデモンストレーションが行なわれた。
この競技を提案したのは、日本のフィットネス女王・安井友梨。
ビキニフィットネスにおいてALL JAPAN選手権6連覇を果たしただけではなく、今シーズンはさらなる進化のために日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)主催の大会の新競技「フィットモデル」にも挑戦。そこでこの競技に魅了された安井は、より多くのトレーニーがステージ立てるようにと、新競技の提案に至ったとのことだ。
デモンストレーションでは、ビキニ競技で実績を持つ小谷野彩香と長瀬陽子とともに、艶やかなイブニングドレス姿でステージに登場。JBBFのフィットモデルにおいては、ワンピーススイムを着用しての予選審査、イブニングドレスでの決勝審査に加え、フロント、バック、両サイドの4つが規定ポーズとなるが、安井が提案するドリームモデルはより簡素化し、イブニングドレスでの審査のみで、ポーズもフロントとバックの2つのみとなるとのことだ。
マイクを渡された安井は、この新競技への思いを語った。
「私は30歳を超えてから競技に挑戦しましたが、今では世界一を目指すようになるなんて当時は夢にも思っていませんでした。『自分の未来は変えられる』とビキニフィットネスが教えてくれて、いつかは夢が叶うということも教えてもらいました。いきなりステージに立つにはなかなか一歩が踏み出せないなという方がいると思います。そういう方のために、このドリームモデルという競技を提案させていただきました。このドリームモデルという競技が、フィットネス競技に挑戦するための第一歩となり、みなさんの『いつかは』を叶える夢のステージになってくれたら嬉しいと思っています」
この日は「ドリームモデル開催の実現のために協力していきたい」と話すのに留め、現段階では開催が確定しわけではないようだが、すでにJBBFでフィットモデルが新たにスタートしたように、ドリームモデルも来年から開催される可能性は高そうだ。ビキニフィットネスへの挑戦から大きく人生を変えた安井のように、この新競技から、新たなスターが生まれることを期待したい。
文・写真/木村雄大