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年末年始で衰えた筋肉を取り戻すには?【桑原弘樹の栄養LOVE】

サプリメント実践的活用のスペシャリストである桑原弘樹さんが、サプリや栄養や肉体に関する疑問を解決する連載。第168回は、年末年始でトレーニングができなかった場合の取り戻し方について。

■1週間程度のオフであればまったく問題ない

結論から言えば、年末年始を休んだ程度で筋肉は衰えないということです。もし年末年始の休暇を優雅に1ヵ月ほどとって、その間一切のトレーニングをしていなければ一時的に衰えを感じるでしょうけれど、せいぜい1週間程度のオフであればむしろ筋肉の成長にプラスの側面すら出てくると思います。

仮に再開した際に重量が重く感じたりした場合は、単に神経系が鈍っているだけですぐに戻るので心配ありません。ボディビルダーでも計画的に1週間ほどの完全オフをつくる人もいたりしますから、もし数日間トレーニングをしないのであれば、その手前で少しだけ追い込んでおいてはいかがでしょう

普通に再開すれば問題なくすぐに戻りますが、もし最初に不安を感じるような場合には、再開後の最初の部位だけは軽めに刺激を与える程度にしておいて、2回目から通常に戻してもいいかもしれません。年末年始は1年の中でも少し特殊な期間ですから、あらかじめこの期間をどう扱うかという前提のもとに、12月のトレーニングの計画を立てるとよりスムーズに行なえますし、オフ期間も気兼ねなく伸び伸びと過ごせるのではないでしょうか。

ちなみにマッスルメモリーは、個人差はあるものの10年くらいは核が維持できるということですから、仮に数ヵ月何かしらの事情でトレーニングができなかったとしても、決して初心者に戻るわけではなく元のレベルに戻るのは早いので、まさに貯「筋」と言えます。年末年始は数日程度なのでなんら問題ありませんが、1ヵ月程度の場合においても神経系は鈍ったとしても新鮮な刺激が筋肉にいきわたりますので、むしろ成長しやすい状態になる側面もあります。

さぼらずにトレーニングをすることはとても大切ですが、できない期間があっても何ら心配ないのです。ただし、年末年始に宇宙旅行されるような場合は筋肉の衰えは隠せないかもしれません(笑)。


桑原弘樹(くわばら・ひろき)
1961年4月6日生まれ。1984年立教大学を卒業後、江崎グリコ株式会社に入社。開発、経営企画などを経て、サプリメント事業を立ち上げ、16年以上にわたってスポーツサプリメントの企画・開発に携わる。現在は桑原塾を主宰。NESTA JAPAN(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会 日本支部)のPDA(プログラム開発担当)。また、国内外で活躍する数多くのトップアスリートに対して、サプリメント活用を取り入れた独自のコンディショニング指導を行ない、Tarzan(マガジンハウス)など各種スポーツ誌の企画監修や執筆、幅広いテーマでの講演会など多方面で活躍中。著書に「サプリメントまるわかり大事典」(ベースボールマガジン社)、「私は15キロ痩せるのも太るのも簡単だ!クワバラ式体重管理メソッド」(講談社)、「サプリメント健康バイブル」(学研)などがある。プロフィール写真のタンクトップにある300/365の文字は、年間365日あるうち300回のワークアウトを推奨した活動の総称となっている。300日ではなく300回であることがポイントで、1日2回のワークアウトでも可。決して低くはないハードルだが、あえて高めの目標設定をすることで肉体の進化が約束されると桑原塾は考え、実践している。