サイドリフトで「バランス力」を向上させよう




VITUP! 読者のみなさま、こんにちは。

今月のテーマは「全身バランスよく!モテボディ仕上げ編」!

冬季オリンピックとパラリンピックの熱い闘い、みなさんはどの競技に注目されていますか? 私は、どんなときも素敵な表情を保って演技する、フィギュアスケートやアイスダンスに感情移入してしまいます……。見とれてしまうと同時に、「自分も引き締まったボディになりたい」と触発されますよね。そう、思い立ったら吉日、これはボディメイクのチャンス!

今回はプルプルグラグラしながら、バランス力を高めるエクササイズにトライしましょう。

【エクササイズのポイント】

①右の脇腹を下側にして横向きに寝ます(側臥位)。右腕は頭上に伸ばし二の腕に頭を乗せ、手の平は上向きにしましょう。左手を胸の前あたりに置いて体を支え、両ヒザを伸ばしてセットします。

②鼻から息を吸って準備し、口から吐いてから両脚を持ち上げます(下側の脚の太もも外側が床から浮く高さまで)。内ももを寄せ合い、2本の脚をまとめて1本にして操作するのがポイントです!

③鼻から息を吸いながら、持ち上げた両脚をゆっくりと下ろします。バタンと一気に下ろさず、丁寧にそっと下ろすようにしましょう。床に触れたらストップします。

④息を吐いて持ち上げる、吸いながら下ろすを繰り返し、逆サイドも同様に行ないましょう。

☆正しいフォームには意味がある!
背筋(脊柱起立筋群)だけに頼ると、腰を反らせてなんとかバランスを取ろうとする代償動作になりがちです。しかし、動画のように正しいフォームで行なうと、腹斜筋が主力となって働き、腰部の負担も減らせます。お腹のサイド・内外腹斜筋と併せて、深層部の腰方形筋や腹横筋、多裂筋など、細かいインナーマッスルも多く加勢させましょう。

☆たるみがちな内ももにも効かせる!
腿の内側を寄せ合うことで、下側の脚の内転筋群が働きます。日常生活で使われる機会の少ない筋肉、ここでしっかり使いましょう。

【エクササイズのペース】
右左両サイド、それぞれ5セットずつから始め、慣れてきたら10セットまで行ないましょう。余裕がある場合は、胸の前に置いた支えの手を体側に付け“気をつけ”状態でチャレンジしましょう。

このサイドリフトは、ピラティスでお馴染みのエクササイズです。バランスが取れるようになってくると、ウエストやお腹がスッキリするだけでなく、体幹パワーが強くなっているのを感じるはずです。気長に続けてくださいね!

来週は私が担当するのが最終回になります。では、また月曜日の更新でお会いしましょう!

指導=藤野尚美
協力=株式会社E.M.I.


藤野尚美(ふじの・なおみ)
大学卒業後、独立行政法人日本スポーツ振興センターに入庁、競技場等に勤務した後、2005年に退職しフリーのダンサーに転身。舞台に立ちながら10代の生徒中心にストリート系ダンスを指導、多くのナンバー制作を手掛け、現在も育成に力を入れている。2015年、パフォーマンスの向上、怪我予防に役立つよう、ピラティスの指導資格を取得、その後E.M.I.で機能解剖学やCore Power Yoga CPY®を学び指導にあたる。
〈資格〉
・ピラティス
BASI PILATES Mat Work Teacher
Pfilates™(Pelvic Floor Pilates)トレーナー
Athlete Pilates AP™トレーナー
・ヨガ
Core Power Yoga CPY®トレーナー
・ダンス
avex Dance Master JSDAシニアインストラクター(Hip Hop, Jazz)
・その他
中学校教諭一種免許(社会)
高等学校教諭二種免許(公民)
〈出演・経歴〉
・嵐5大ドームコンサートツアーバックダンサー
・今井翼全国ソロコンサートツアー振付・バックダンサー
・NHK「少年倶楽部」バックダンサー
・日テレ系ダンス番組「スーパーチャンプル」出演
・DANCE FLASHコンテスト特別賞受賞
・全国美容週間・ヴェルファーレヘアショーモデル、ダンサー 等
・TIPNESS、JOYFIT、ルネサンス、NAS等のスポーツクラブにて、ピラティス、Core Power Yoga CPY®指導