――ジョジョと言えば、昨年の6月にTwitterに投稿した、「筋肉オタク女子による全力のジョジョ立ち」は19万いいねで大きな話題に。
筋肉オタク女子による全力のジョジョ立ちをご覧ください。 pic.twitter.com/Ot2Zg9Y97v
— 桃戸もも (@tmmt_san) June 4, 2021
「ありがとうございます。でも実は、ジョジョのコスプレをしてからジョジョ立ちをしたのではなく、ジョジョ立ちからはじめて、コスプレは後だったんですよ。ジョジョは原作がとにかく好きなので、自分の体が仕上がるまではコスプレしたくないと思っていました。だから、コスプレをするために肩や腕を鍛えて、もう大丈夫だと思ったタイミングで徐倫をやりました」
――キャラクターへの敬意がすばらしいですね。
「基本的に好きなキャラのコスプレしかやらないので、なりきるなら、自分が失礼でない体になってからやろうという気持ちは大きいです」
――ちなみに、男性キャラにも女性キャラにもなっていますが、見せ方の違いはありますか。
「立ち方や筋肉の膨らませ方が男女で違うので、見せ方はかなり意識しています。男装するときはフィジークのポージングを意識していて、腰を後ろにひねって立つことで男性らしいシルエットを出すことができます。逆に女装の時は、ビキニのポージング。横から見たときにお尻と胸がS字になるような見せ方を意識しています。コンテストによってポージングの違いはありますが、かっこよく見せる、美しく見せるという点では共通しているので、コンテスト用のポージングがコスプレにも活きています」
――コスプレをやっていて良かったと思うこともたくさんあるのでは?
「もちろんです。コスプレを通じてたくさんの友達ができたり、自分のことを多くの人に知ってもらえたのがうれしかったですね。コスプレと筋トレの両方が楽しくなっていきましたから」
――最後に、コスプレイヤーとしての目標を教えてください。
「先日、ありがたいことに一つの目標にしていたTwitterフォロワー数10万人を達成することができました。次の目標は、海外のイベントなどにも参加すること。フランスや中国など世界各地でコスプレのイベントが開かれているのですが、人気があるとゲストとして呼んでもらえるんです。それを一つの目標にしつつ、YouTubeでコスプレイヤーさん向けの動画をもっと配信していきたいですね」
――自分にしかできない「フィグラ女子」を確立したように、コスプレ×筋肉でも独自の立ち位置をつくりだせるのではないかと思います。
「コスプレは得意だけど、筋トレをしていても知識的な部分がわからないという方もたくさんいらっしゃると思います。そういった方に体づくりのヒントを教えられるようなチャンネルをつくっていきたいです」
取材・文/森本雄大
写真/木村雄大
撮影協力/パーソナルトレーニングジムBiP
とももともも
フィットネス×グラビア=フィグラ女子。股下84センチ、8頭身の2.5次元ボディを武器にグラビアなどで活躍する傍ら、パーソナルトレーナーとしても活動。美ボディを競うボディメイク大会にも出場し、2020年にはEVOLGEAR Blaze Open、NPCJ JAPAN CLASSICの両大会で優勝をはたした。趣味のコスプレはハイクオリティーで、業界でも注目度が上昇中。その他にはドラマ、映画にも出演するなど、マルチに活動の幅を広げている。