ひとくちに減量と言っても一般的なダイエットからスポーツにおける減量まで、その目的によってアプローチ法もさまざまだ。ここではボディビルなどともまた違う、現役格闘技選手の減量を公開。3月21日に試合を控えるダイキ・ライトイヤー（修斗GYM神戸）選手の協力のもと、計量2週間前から試合当日までのリアルな体の変化をリポートする。
3.21後楽園大会まで、あと3日となる3月18日。試合直前のため「食事内容や写真の送付は試合後にまとめて」と伝えたにも関わらず、律儀にも本人からコメントつきの連絡が…。さっそく写真を確認してみると、明らかに5日前より絞れている。
数回にわたって触れているように、ダイキの通常体重は71～72㎏だ。試合はバンタム級（-61.2㎏）で出場するため、計量までには約2階級分ほどの減量が必要となる。今回送られてきたデータを見てみると、練習後の段階で体重は65.5㎏を指し示した。これまでは67㎏前後を推移していたが、計量2日前の段階で一気にギアチェンジしたことが読みとれる。
2週間前の話では、計量前日までに「2～3㎏オーバーに持っていって最後は水抜き」で調整するという。余分な脂肪がほぼない中でのラスト3㎏は、想像以上に過酷である。ここからは常人では考えられないような最終調整に入るため、計量前後のリポートは試合後にまとめてお届けする。
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