長母趾伸筋(ちょうぼししんきん)




 

下腿骨間膜前の前方に位置し、前脛骨筋と長趾伸筋に覆われる。

母趾の伸展の他、歩行の際につま先を持ち上げるなど、足関節の背屈作用で前脛骨筋の働きを補助する働きがある。

腱の表層が皮膚の表層を走るため、靴などによる外圧により足の甲の部分に痛み(長母趾伸筋腱炎)を生じやすい。

前脛骨筋、長趾伸筋、長母趾伸筋は足関節背屈筋とも呼ばれ、日常生活では歩行時の際、足先が床や道路につかないようにつま先を内反する動作に大きく貢献している。

<起始>

・腓骨前面中央

・下腿骨間膜

<停止>

・母趾の末節骨底

<支配神経>

・深腓骨神経(L4~S1)

<主な働き>

・母趾IP関節の伸展

・足関節の背屈、内反

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