長掌筋(ちょうしょうきん)




 

拳を握りながら手首を曲げると、手首中央に三本の腱が浮かび上がる。そのうちの中央が長掌筋の腱。

手関節の掌屈などに関与するが、欠如しても機能的にほぼ障害がない。

またこの筋肉は日本人で3〜5%、白人で15〜20%の割合で欠如している。

実は長掌筋は、取り除いてもほぼ影響がないことから「移植腱」として用いられることが多い。

リウマチの人の指の腱や、肩の再建で移植されるなど使われ方はさまざまだが、この長掌筋腱を移植して損傷した腱や靭帯を補強することができる。

中でも長掌筋腱の再建術で有名なのが、「トミー・ジョン手術」、主に野球選手の肘関節の内側側副靭帯に長掌筋の腱を移植する。

<起始>

・上腕骨内側上顆

<停止>

・手掌腱膜

<支配神経>

・正中神経(C7~T1)

<主な働き>

・手関節の掌屈

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