僧帽筋の奥にある薄いひし形の筋肉で、主に肩甲骨を引き寄せる作用を持つ。
肩甲骨を引き寄せると胸が開くため、正しい姿勢を保つことにもつながる。
菱形筋が衰えると肩甲骨を正しい位置で保てなくなるため、猫背や肩こりを引き起こすことにもつながる。
脊柱と肩甲骨をつなぐ薄い筋肉だが、姿勢の意地には欠かせない筋肉だ。
大(小)菱形筋の機能低下が起こると、肩甲骨が脊柱から離れて前傾し円背姿勢となってしまう。
<起始>
・第1~4胸椎棘突起
<停止>
・肩甲骨の内側縁
<支配神経>
・肩甲背神経(C4~C5)
<主な働き>
・肩関節の内転、下方回旋、挙上
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