外肋間筋(がいろっかんきん)




 

肋骨と肋骨の間を埋めるように走行する呼吸筋。

肋骨を引き上げることで胸郭を広げ、肺に息を吸い込む動きに関与する。

横隔膜とならぶ呼吸筋の代表的な筋肉で、横隔膜は腹式呼吸に関与。外肋間筋は胸腔を広げる胸式呼吸に作用する。

ちなみに安静時(無意識)は腹式7割、胸式3割程度の割合で呼吸が行なわれている。

呼吸筋は呼吸を行なう筋肉の総称。呼吸をするときに胸郭の拡大、収縮を行なう筋肉のこと。

種類としては、横隔膜、内肋間筋、外肋間筋、胸鎖乳突筋、前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋、腹直筋、内腹斜筋、外腹斜筋、腹横筋などがある。

<起始>

・上位肋骨(下縁)

<停止>

・下位肋骨(上縁)

<支配神経>

・肋間神経(T1~T11)

<主な働き>

・吸気時の肋骨の挙上

・胸郭の拡張

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