尺側手根屈筋(しゃくそくしゅこんくっきん)




 

主に手関節の掌屈に作用するが、尺側手根伸筋とともに手関節を尺屈させる働きも持つ。

前腕屈曲群の表層にあり、もっとも小指側に位置する。

バドミントンのスマッシュを打つ動作に関与するなど、スポーツの世界でも重要な役割をはたす。

使いすぎると上腕骨の内側上顆炎や、手首の小指側に痛み(尺側手根屈筋腱炎)を引き起こすこともある。

肘関節に不安定性を感じる選手は前腕の尺側手根屈筋や浅指屈筋が、肘関節の外反制動機能として重要である。

<起始>

・上腕骨内側上顆

・尺骨の肘頭、尺骨後縁1/3

<停止>

・第5中手骨底

・豆状骨

・豆中手靭帯

<支配神経>

・尺骨神経(C7~C8)

<主な働き>

・手関節の内転、掌屈

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