短腓骨筋(たんひこつきん)




 

下腿の外側に位置する筋肉で、筋腹は長腓骨筋に覆われている。足関節の外反の主力筋として働く他、底屈にも関与する。

腓骨外側面の遠位1/2から起こり、くるぶしの後ろ側を通過して第5中足骨粗面に停止する。

長腓骨筋とともにくるぶしの後ろを通ることから、過度の使用により足首の外側に炎症(腓骨筋腱炎)を発症することがある。

炎症は1〜2週間持続することもあり、運動を再開することは可能だが原因を見つけておかないと再発も免れない。

重心が小指側に強くかかる人はインソールなどでの調整、またテーピングで予防することも検討したい。

<起始>

・腓骨外側面の遠位1/2

<停止>

・第5中足骨粗面

<支配神経>

・浅腓骨神経(L4~S1)

<主な働き>

・足関節の底屈、外反

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