上腕骨内側上顆から起こり、尺骨をまたぐような形で第2・3中手骨底の掌側に停止する。
手首の屈曲の主力筋として働くだけではなく、肘関節の屈曲にも関与する二関節筋(起始と停止が二つ以上の関節をまたぐ筋肉)。
握りこぶしをつくり、手関節を屈曲させると手首に三本の腱が浮き上がる。
その中の親指側の腱が、橈側手根屈筋の腱である。
手関節には、掌屈の際に橈側手根屈筋の「橈屈」と尺側手根屈筋の「尺屈」は相互に中和して掌屈だけが有効に働くようになっている共同筋作用というものが存在する。
<起始>
・上腕骨内側上顆
<停止>
・第2・3中手骨底掌側
<支配神経>
・正中神経(C6~C7)
<主な働き>
・手関節の掌屈、橈屈
・前腕の回内
・肘関節の屈曲
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