ミノワマンが語るリアル超人への道Vol.3 パンクラスを目指すも書類審査で門前払い




「栄養学と筋トレ法を学んだことで一気に80㎏に」

高校の柔道部時代。後列の右端がミノワマン

——富山健康科学専門学校に進学したのが、ひとつの転機ですよね。

「就職したらトレーニングができないと思って進学を選びました。ここは栄養学、ウエイトトレーニングも学べる、スポーツインストラクターを養成する学校でした。高校の時はがんばっても65㎏そこそこだったんですが、ちゃんとした栄養学と筋トレ法を学んだことで体重が一気に80㎏くらいまで増えました」

――専門学校時代はウエイトトレーニングのみですか。

「町道場で柔道も練習していました。あと当時はK-1が流行っていて、そこを目指してトーワ杯カラテジャパンオープンに出場するという空手家がいると聞いたので、その人たちとも練習をさせてもらっていました。どういった経緯で一緒に練習することになったのかは忘れましたけど、住んでいた富山県の上市町というところから魚津市に週1回通ってキックボクシングの練習をしていました」

――体ができてくると、より目標も明確になってきたのでは?

「専門学校の時はパンクラス一本に絞っていました。それまでは『プロレスラーになる』と言っていましたけど、専門学校に入ってからは『俺はパンクラスに入る』って言い続けましたね」

——新日本プロレスという選択肢はなかったんですか。

「高校生の時に親がビデオデッキを買ってきて、そこで初めてUWFの試合を見たんです。『なんだこれは!?』と思って、そこからいろいろ調べました。もうリングス、UWFインターナショナル、藤原組に分裂していたので完全に後追いですけどね。そして高校3年の終わりにパンクラスが旗揚げして、新日本だと身長も体重も必要なんですけど、そこには脂肪をそぎ落とした体とロープに振らないシンプルなプロレスがあったので『これだ』と思って入門を決めました」

◆書類選考の時点で門前払い