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【渡辺華奈のデートするならジムがいい 第42回】闘うのは一人でも格闘技はチーム戦

5月13日(現地時間)のベラトールでの試合が近づいてきました。このコラムが掲載される頃には、自分はロンドンにいると思います。というわけで、今回は試合にちなんで、コスチュームスポンサーさんのお話を書いていきたいと思います。

 

サッカーチームのユニフォームは、胸や背中、肩、パンツにスポンサーさんのロゴが入っています。これと同じように、自分も試合のコスチュームと入場時に来ている柔道着、そして時にはバナーにも広告を入れてもらっています。柔道時代はアマチュアなので所属以外のロゴを入れることはできず、こうしたところでもプロになったことを実感できます。

 

スポンサー料金はロゴを入れる場所によって違います。一番高いのがコスチュームの胸部分です。入場する時や、写真を撮る時など、コスチュームの前面でもとくに目立つからです。後ろ側はあまり目立たないと思われがちですが、自分の場合は背中やお尻もオススメです。ファイトスタイル的に抑え込む場面が多くなるので、試合中は背中やお尻が結構映るんです。

 

写真は少し前に撮影したものなのでケガは治っています

 

現在、コスチュームスポンサーは試合のたびに募集させていただいて、コスチュームをつくる際にロゴやお名前を入れています。海外で試合をするようになってからは、渡航費や滞在費も含めて、かなり活動費がかかるので、コスチュームスポンサーさんは本当にありがたい存在です。

 

デビューしてからコスチュームの型はずっと同じなのですが、ロゴがもう少し入るように、布面積を増やすことも考えています。そもそも、コスチュームのようにセパレートでお腹が出る格好をするのは試合の時だけです。普段は水着を着ることもないので、試合のときにコスチュームを着ると、ちょっとソワソワします(笑)。

 

コスチュームスポンサーの方には、リターンもいろいろ考えています。コスチュームは毎回つくっているので、試合の後にプレゼントにしたり、ベラトールでは試合で使ったグローブをもらえるので、それもプレゼントとして考えています。これまでベラトールでは青コーナーでしか試合をしていないので青のグローブしか持っていません。今回もおそらく青コーナーなので、そろそろ赤のグローブがほしいです。

 

話が逸れてしまいましたが、異国の地で闘うとき、コスチュームに入ったロゴを見ると、それを背負って一緒に闘うという気持ちにもなれます。応援を身近に感じることができるんです。もちろん、コスチュームスポンサーさんだけでなく、応援してくれるファンの方の声もSNSに届くので力になります。他にも日頃から練習に付き合ってくれる仲間や、いろいろな人の支えがあって試合ができていることをすごく実感できます。

 

格闘技はリングに上がったら一人です。でも、本当にいろいろな企業の方がサポートしてくれたり、練習仲間や親がサポートしてくれたりするからこそできる競技なので、闘うのは自分一人でも、チーム戦という感じがあります。自分を支えてくれるすべての人への感謝の気持ちを力に変えて、精一杯闘います。

 

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渡辺華奈(わたなべ・かな)
1988年8月21日、東京都出身。7歳から柔道を始め、高校ではインターハイ2位、アジアジュニア優勝などの実績を残し、東海大進学後、1年時に全日本ジュニア優勝を飾る。卒業後、JR東日本へ入社し、オリンピックを目指して競技を続けた。2017年に同社を退社し、格闘家に転身。同年12月3日にデビューを勝利で飾ると29日にはRIZIN初参戦で実力者杉山しずかに勝利。2021年よりアメリカ格闘技団体「ベラトール」に参戦している。所属はFIGHTER’S FLOW