池袋サンシャインシティで開催されたコスプレイベント「アコスタ池袋」(5月3日~5日)。コスプレ初心者でも気軽に参加できる同イベントには、今年も多くのコスプレイヤーが参加し大盛況。コスプレイヤーと言えば、キャラクター顔負けの筋肉や美ボディが印象的だ。推しに恥じない肉体を磨き上げるため、いったいどのような努力を行なっているのだろうか。そこでVITUP! 編集部が、筋肉・スタイル自慢のコスプレイヤーたちに取材を敢行し、その秘密や人物像を探っていく。インタビュー5人目は、宮崎県から上京後コスプレに魅了されたと言う、E.KOさんにお話を伺った。
コスプレは、筋トレの前向きなモチベーションになる
――マッチョな肉体に惹かれ、声をかけさせていただきました。コスプレのために体を鍛えるようになったのでしょうか。
「自分はコスプレに出会う前、高校生の時から筋トレをしていました。演劇部に所属していたので、舞台に出るために体力を付けようと始めたんです。それから高校卒業と同時に宮崎県から上京してきて、そこでコスプレの世界を知りました」
――筋肉を鍛えれば、舞台でも映え方が変わりそうですね。
「舞台衣装はもちろん、普段の服もかっこよく着られるようになりました。見せるという点ではコスプレも同じで、かっこいいキャラクターになりきるために筋トレは有効だと思います」
――日頃どのようなトレーニングを行なっていますか。
「週5~6回くらいトレーニングするようにしています。ほぼ毎日、部位を分ける形でやっています」
――ちなみにご職業は何を?
「パーソナルトレーナーをやらせていただいています。コスプレ歴は3~4年ですがブランクを挟んだので、まだまだ初心者ですね」
――なるほど。トレーナー目線から見る、コスプレの魅力とは何なのでしょうか。
「トレーニングやボディメイクをする上で、すごくいいモチベーションになると思います。このキャラをやりたい、この衣装を着たいというのは前向きな動機ですし、素晴らしいと思いますね。僕のフォロワーさんにもコスプレをモチベーションにダイエットをがんばっている方がいて、とても応援したくなります」
――コスプレイヤーやオタクのみなさんの中には、「自身の要望をトレーナーに伝えることが恥ずかしい」と言う方も多いそうです。
「それはあるかもしれないですね。そういった意味でも、コスプレイヤーやアニメ好きな方ともコミュニケーションを取れるトレーナーでありたいです。自分もコスプレをしているので、ぜひいっしょにトレーニングできたらいいなと思います。推しの体を目指すお客様が、自身の理想に近づくお手伝いができたらうれしいです」
――最後に、今後の目標をお願いします。
「トレーナーやコスプレの活動と平行して、ボディコンテストでも実績を残したいです。去年は、北区オープンボディビル・フィットネス大会のフィジーク部門にチャレンジしましたが入賞できませんでした。これからがんばって上を目指して、ゆくゆくは日本トップの大会にも出場したいです。3つの活動をしていくわけですが、それぞれ楽しみながらがんばっていきます」
E.KOさん(Twitter:@likeIKOMA)
取材・文・写真/森本雄大