VITUP!読者の皆様、こんにちは。VITUP!編集部員の林です。
今回は日本のみならず世界でも活躍し、前人未到の日米通算4367安打を記録したイチロー選手をはじめとして、100mで10秒00の 日本記録を出した伊東浩司氏やゴルフの青木功選手など、さまざまなアスリートに支持されてきたトレーニングを紹介します。
それは、小山裕史博士が提唱した「初動負荷理論」を用いたトレーニングです。
初動負荷トレーニング®とは専用のマシンを使って、筋肉ではなく神経に負荷をかけるトレーニングです。マシンを使って適切な動きを再現し、神経の働きを向上させることによって、パフォーマンスアップやケガの予防に効果があるとのこと。動き始めに大きな力を必要とする人間本来の自然な形でトレーニングすることで、筋肉がリラックスした状態を保ち、本来のリズムを取り戻すことを目指すというものです。
気になって調べたところ、このような動画を発見しました。
この動画内では、自身の体験をもとに初動負荷トレーニング®について解説されていました。初動負荷トレーニング®反射を利用したスムーズな筋肉の収縮とその切り替えを利用して、体を動かしながらも筋肉の柔軟性を高めるというものです。このトレーニングでは筋肉と筋肉の連動や協調、つまり神経系のつながりを構築、再構築します。これには反射的運動の繰り返しによって、神経系に正しい運動の仕方を学習させるという狙いがあると紹介されています。
他にも快適でリズミカルな運動を繰り返すことで、疲労回復にも効果があるとのこと。さらに脳卒中のリハビリにも効果があると言われており、初動負荷トレーニング®の効果は、医療や介護などの分野でも注目されています。ツイッターで調べてみたところ、日本でも数少ない肛門専門の女医である佐々木みのり先生も自身のTwitterとブログで紹介されていました。
イチローがやっていた初動負荷トレーニング。脳卒中後の麻痺にも効果があって、主人と同じような麻痺の人が大勢通っているのも通いやすい条件でした。私も週に2回一緒に通っているのですが、大して運動した気にならないのに、体は確実に変わりました。https://t.co/C8FSYFyiqn
— 肛門科女医 みのり先生 (@koumonka_doctor) June 12, 2022
気になった人は、小山裕史博士の著書『奇跡のトレーニング』でさらに学んでみるのも良いかもしれません。