背中を“さする”だけのカンタンねこ背改善法。10秒でできるルーティンで姿勢良く気持ちのいい1日を迎えよう。




コロナ禍で在宅の時間が増えたり、スマホやゲーム機が普及した影響で、子どものねこ背が気になるという方が増えているそうです。

お子さんを持つ保護者の方ならご経験があるとは思いますが、子どもに「背すじを伸ばしなさい!」と注意して、その場だけは治るけれども、また元通りに… というようなシチュエーションがよくあると思います。でも、なかなか治らないので、放っておいたら治るだろうと諦める方もいるはず。

実は子どものねこ背は見た目だけの問題ではなく、そのままにしておくと背が伸びにくくなったり、肩こり・腰痛などの痛み、そして朝起きられない・なんとなく体がだるいといった原因不明の不調など、さまざまな問題を引き起こしてしまうのです。

ではどのように子どものねこ背を改善すればよいのでしょうか?

これまで高齢者から小学生まで3万人の姿勢を治し、自身も4人の子をもつ父である、ねこ背矯正マイスター®︎の宮前まちの整骨院代表の小林篤史が編み出した「シンプル・かんたん・すぐできる」ねこ背改善法をご紹介します。

方法を紹介する前に、まずは、以下のチェックリストを確認して、姿勢に良くない習慣が定着しているかどうか確認してみましょう。

▢床に座り込んでテレビを観たり、本や漫画を読んだりしている
▢床で横座り(いわゆる、おねえさん座り)をしている
▢床に落ちたものを、背中を丸めて拾う
▢背もたれにもたれてイスに座っている
▢ソファでよくゴロゴロしている
▢ソファの肘掛けを枕にして寝転がることが多い
▢挨拶や軽いお辞儀をするとき、頭や首を曲げている
▢床やテーブルの上に置いたタブレットやスマートフォンを、上からのぞきこんでいる
▢内股で歩いている

いかがでしょうか?3つ以上当てはまっている場合は、姿勢によくない習慣が定着している可能性が高いそうです。
このようなごくありふれた日常生活の中の習慣が、少しずつねこ背を進行させてしまうのです。

上記のチェックリストで3つ以上当てはまったお子さんにオススメしたいのが、「朝10秒の背中シュッシュ」です。

やり方はとてもカンタン。

立っている子どもの背中を、大人が片手で上から下に「強め」に10回“さする”だけです。コツは、強めの力で首の付け根からお尻に勢いよく「シュッ!シュッ!」とさすることです。

実はねこ背の子どもは、その姿勢を「形状記憶」してしまっていて、もともとねこ背なのではなく、筋肉や骨格が「ねこ背仕様」になってしまっているだけなのです。

その状態から、「元の正しい姿勢」を一瞬で思い出させてあげる役目をはたしています。

おすすめのタイミングは、朝、子どもが保育園や幼稚園、学校に行く前。

朝「いってらっしゃい」と見送ってあげる前に、「背中シュッシュ」をしてスッキリとした気持ちで、1日のスタートを切ることができるでしょう。

★この方法を編み出した小林篤史さん監修の書籍が発売されました。
「背中シュッシュ」以外にも、大人も子どももストレスなく、ねこ背改善に取り組めるユニークな方法が掲載されています。
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書名:『10秒で治る! 子どものねこ背のばし』
定価:1,540円(税込)
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