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東京力車のライブの楽しみ方や、現メンバーがそろった2018年から成長できた部分。そして今後の展望は? 【現役俥夫ボーカルユニット・東京力車】

浅草の魅力を知ってもらうため、アーティスト活動と並行して日々人力車を引っ張り浅草を走り回る「東京力車」。俥夫(しゃふ)としての活動では爽やかな笑顔で浅草を観光案内し、ライブではダイナミックで熱いパフォーマンスでファンを魅了。そのエネルギーはどこから溢れ出ているのか? 彼らのパワーの源を伺ってみました。最終回となる今回はライブの楽しみ方や、現体制になってから成長できた部分。そして今後の展望について。

ド派手な和風パフォーマンスと老若男女誰でも楽しめるライブに注目!

――最終回の今回は、まず東京力車のライブの楽しみ方を教えてください。

石橋 東京力車のライブは老若男女が盛り上がれるライブだと思います。掛け声とか簡単な振り付けがある曲が多いので、ご時世的に声を出すのは難しいですけど、心の中で一緒に叫んで、お祭り感覚で楽しんでいただきたいなと思っています。

豪快なパフォーマンスだけでなく、繊細で熱い思いが伝わるメッセージソングにも注目

――以前ライブに参加した時も、サイリウムを使った振り付けで会場内がかなり盛り上がっていたなという印象を受けました。その時私は写真の撮影をさせていただいていたのですが、カメラを置いて一緒に盛り上がりたいなとウズウズしていました(笑)。

石橋 もしライブに来た際はぜひ一緒に楽しんでください(笑)。前半は一緒に盛り上がれる賑やかな曲が多くて、後半はメッセージソングが中心です。日々の仕事で疲れを感じてる人や悩みを抱えている人が前向きになれるようなメッセージソングを届けていきたいです。

田井 最初から最後までのストーリー性にも注目してほしいですが、アーティスト活動や俥夫としての活動を通して、日本の伝統文化を知ってもらいたいというのもあります。パフォーマンス面ではアクロバットな動き以外にも、扇子や和傘を使った振り付けもあって、そういう細かい演出面でも日本の良さを感じていただきたいです。あと、さっきバッシー(石橋)も言っていたのですが、活動を通して「明日も頑張ろう」と思ってくれるようなパワーの源でありたいですね。

現メンバーがそろって4年。あれから大きく成長した部分とは?

――今のメンバーがそろったのが2018年。そこから4年が経ちましたが、東京力車のメンバーとして成長できた部分はありますか?

田井 自分は小学校から高校生までずっと野球をやってきたんですけど、正直うまくなるために頑張って練習した記憶がないんです。結構さぼりぐせもありましたし。でも東京力車のメンバーになって、日々応援してくれるファンの方が増えてくるともっとパフォーマンスを充実させたいとか、体調管理をしっかりしようという意識が向上しました。

――ファンのために、ユニットがもっと大きくなるために取り組めるようになったんですね。

田井 そうですね。あと、元々走るのも正直好きではなくて、先程話したランニングトレーニングも億劫だったのですが、今ではしっかり続けられている。しんどい状況でもう一歩頑張ってみようと、心の中の筋肉が鍛えられてきたなと強く実感しています。

石橋 僕も田井と同じく高校まで野球をやっていて、ずっとピッチャーを務めていました。ただ、高校に入ってしばらくして退部してしまい、高校卒業後はいろんな職を転々としていました。一番長く続いても2年位だったかな。その後、東京力車のメンバーになって、今ではこの活動が人生で一番長く続いていることになります。そうやって何か一つのことを続けていると、もちろん別れもあるけど、人との出会いや気づきがたくさんあるっていうのは実感しています。

――活動を通じて実感されていることを、石橋さんはライブのMCで伝えられている印象が強いです。

石橋 そうですね。とにかく諦めずに続けられているのは、自分が一番成長できた部分ですし、大切なことだなと思うので、いろんな活動を通して伝えられたらなと思います。大切だとは言っても、これを見ている読者の方がもし本当に嫌なことがあったら逃げてもいいと思いますが。少なくとも僕はちょっとしんどいからって、すぐに投げ出してしまうより、踏ん張る姿をファンに見せていきたいです。

渡邊 僕も二人と一緒で野球をやっていました。しかも、同じピッチャーで(笑)。でも、結局野球もそんなに熱を持って続けることはできず、他のことも何やっても続かないことが多かったんですよ。だから、東京力車に入って、正直ここまで続けられるとも思っていなかったです。一人じゃなんにもできなかった僕が、今こうやって継続して活動できているのも、やっぱり周りの人に支えられたからこそだと強く実感しています。そういう周りの人への感謝の気持ちを持って、活動を続けていきたいですね。

白上 野球経験者が続いて恐縮ですが、僕はサッカーをやっていました(笑)。ボランチという運動量の多いポジションで、元々走ることも好きだったから、俥夫としての活動はそんなにきつくはなかったんです。でも、東京力車のメンバーになって、俥夫とアーティスト活動の二足の草鞋の生活が始まってからは結構しんどい日々が続きました。でも、お客さんの笑顔や「ありがとう」って言ってくれることが多いので、それを活力に続けることができました。途中であきらめずやり切る大切さを伝えていけたらなと思います。

――最後にVITUP!読者に向けて、今後の活動について楽しみにしてほしいことを教えてください。

石橋 ありがたいことに東京力車の活動が全国各地で増えてきました。僕らのコンセプトである人力車についてや、日本の伝統文化についても、たくさんの方に知ってもらえるように各所のイベントを盛り上げていきたいです。

田井 僕らの活動を通して、浅草の文化や人力車の魅力などをより多くの人に知ってもらいたい。今のご時世柄難しいですけど、いつかは世界中でライブやイベントを行って世界中に伝えていけたらなと思います。音楽は世界共通言語なのできっとできると思います。

渡邉 日本だけでなく世界中に元気を届けていきたいというのもそうなんですけど、僕らの中にも一つ達成したい目標があって。それが浅草公会堂でのワンマンライブを満席にして成功させることなんです。しかもただのワンマンライブじゃなくて、昼間は浅草のお店とかに行って楽しんでもらって、夜は僕たちのライブに来てもらうという、1日を通して浅草全体を楽しんでもらいたいです。その目標を叶えるまで、まずは今決まっている全国のイベントを全力でやっていきたいです。

白上 今年の6月に地元の滋賀県栗東市の観光をPRする「うますぎる栗東大使」に任命されたので、地元の若い世代に人力車の良さに触れてもらう機会を作っていきたいです。あとは、3人がさっき言ってくれた大きな目標に向けても全力でやっていいきたいなと思います。

東京力車(とうきょうりきしゃ)
人力車をひっぱる現役俥夫が、エンタテインメントを通して日本の伝統文化、人力車を世界へアピールするために結成したユニット。「和』を基調とした心を揺さぶるサウンドとアクロバティックなステージパフォーマンスで男前な姿が話題を集めている。メンバーは石橋拓也、渡邉善央、白上一成、田井裕一。昨年8月リリースのシングル「ニビイロトーキョー ~チャンチキおけさ~」以来となる「Sole!~おまんた囃子~」を7月20日より全国リリース。

取材・文/中野 皓太
写真/アリモト アズミ