課題の背中とお尻のバージョンアップを果たした田中香織がSBC部門を制覇【SBBF×SBC】




静岡県ボディビル・フィットネス連盟とSuper Body Contestによる同日開催のコンテスト「SBBF×SBC」が、8/6(土)に静岡・菊川市文化会館アエルにて開催され、SBC部門で田中香織が頂点に立った。

「静岡大会ではTREND部門で優勝させていただきましたが、SBC部門のChampion of the show(総合優勝)は初めてだったので、とてもうれしいです。前回からは、お尻と背中のトレーニングに取り組んできました。特にお尻はなかなか筋肉がつきにくく、そもそも小さいほうで弱点なので意識して鍛えてきましたし、これまでにない良い仕上がりだったと思います」

今大会に出場した女子選手は決して多いほうではなかったものの、その中でも、エネルギッシュなステージングは存在感抜群。得意のマッスルポーズを取り入れながら、鮮やかなターンで観衆を魅了するパフォーマンスで、ベストパフォーマンス賞も獲得した。年齢関係なくステージを楽しむ姿勢は田中香織の真骨頂であり、競技性とエンターテインメント性を兼ね備えたSBCを体現する存在と言ってもいいだろう。

「次は、10月に東京で開催される筋肉祭に出ようと思っています。SBCとは少し違ったキラキラの衣装も着てみたい。やはりそういう衣装でステージに上がると、テンションも上がるんです。本当は今日も、ピンクの水着で出ようかなと思っていたところでした(笑)」

この日は、新設カテゴリー「SBC TIGHT」(タイトドレスを着用しての競技)にも出場。「私は細身の身体なので、TIGHTで求められる砂時計ボディではないのですが、コンセプトを(SBCのコーチである木下)智愛さんから聞いたときに楽しそうだなと思いましたし、せっかくの機会なので。ダンスの要素も含まれているカテゴリーで、実際、ステージを存分に楽しむことができました」と、満足気な表情を見せた。

目標は、12月に埼玉で開催されるSBC FINALでの優勝。そこでさらなる輝きを見せるべく、彼女はこれからも自分らしくトレーニングに励んでいく。

文・写真/木村雄大