新設デニム部門初戦は風間裕次郎が戴冠。「違ったかっこ良さを見せることができた」【SBBF×SBC】




8/6(土)に静岡・菊川市文化会館アエルにて開催された、静岡県ボディビル・フィットネス連盟とSuper Body Contest(SBC)による同日開催のコンテスト「SBBF×SBC」。今年も各地で予選を展開しているSBCだが、今大会では新設カテゴリーの「SBC DENIM」(ジーンズを着用してのコンテスト)が初めて開催された。

「先週はラグーナテンボス大会で細身の身体が評価されるTREND部門に出場しましたが、今回はデニムが似合う身体が求められるカテゴリーなので、1週間ではありますが少し調整してステージに臨みました」

そう話すのはこの日、接戦を制してEPIC (男子18歳~39歳)クラスの王者となり、Champion of the show(総合優勝)も獲得した風間裕次郎だ。これまでTREND部門のトップ選手として常に上位を争ってきており、「普段はステージ前のパンプアップは適度に抑えて細身に見えるようにしている」とのことだが、「今回は逆に、デニムに合わせて“モリモリ”と見えるようにパンプアップをしたり、1週間で少しだけ体重を増やしたりしてきました」と、カテゴリーに合わせた身体づくりで見事に頂点に立った。

よりファッション性を重視して創設されたSBC DENIMにおいては、ウォーキングの導線やBGMなどがこれまでのカテゴリーとは異なり、規定ポーズも、フロント、バックそれぞれに「ハンズアップ」(両手を上げる)も加わる。「ハンズアップにもっていくまでに、なんというかちょっとキザっぽい動きを入れて見たりして。TRENDの見せ方も好きですけど、DENIMの見せ方もかっこ良くて好きですし、楽しかったです」と、新たな可能性を発見する大会にもなったようだ。

とはいえ、あくまで主戦はTREND部門。そこで日本一になることが、今の風間の目標だ。

「DENIMに出場してこっちも楽しいなと感じましたが、去年のSBC FINALではTREND部門2位と非常に悔しい思いをしているので、まずはそっちをメインに考えています。でも、後ほど今日のフィードバックをいただいたら、またDENIMも出てみようとなるかもしれませんけどね(笑)」

文・写真/木村雄大