アニメ・マンガ好きの人々で賑わう一大イベント「コミックマーケット100」(8月13日~14日)が東京ビックサイトにて開催された。同イベントはサークルによる販売会だけでなく、多くのコスプレイヤーが参加することでも知られている。そこでVITUP! 編集部がコミケに出陣し、筋肉自慢・スタイル自慢のコスプレイヤーに取材を敢行した。インタビュー3人目は、ジムだけでなくフィットネスゲームでも体を鍛えているという、茶柱マキナさんに話を聞いた。
もっと表現の幅を広げていきたい
――とても完成度の高い『Fate/Grand Order』の宮本武蔵のコスプレですね。女装にはこだわりがあるのですか?
「こだわりというか愛着に近いですね。私は中学生からコスプレを始めて、今年でレイヤー歴10年になるのですが、中学生の時の文化祭で先輩方が初音ミクのコスプレをしていて、『おもしろそうだな』と思って始めたのがきっかけでした。そしたら女装のほうに愛着が湧いてきて、それでずっと女装のコスプレをやっているという感じです」
――コスプレ歴もかなり長いのですね。水着武蔵ちゃんを選んだのには何か理由があるのですか?
「前々からやってみたかったからです。ゲームで見た時に『このキャラいいな、やってみたいな』というところから始まって、『じゃあ何から始めよう、体づくりから始めよう』と思って、武蔵ちゃんを選びました」
――体づくりというのは、ジムに通っているのですか?
「週に1回、職場の同僚とジムに通っています。それ以外ではフィットネスゲームの『リングフィットアドベンチャー』を1日30分から1時間くらい、高い運動強度で行なって鍛えています」
――今回は肌の露出が多いコスプレですが、とくに鍛えた部分や気を使ったポイントはどこですか?
「やっぱり腹筋ですね。あとは足腰を鍛えました。結構移動するので体力を使いますし、足も痛めがちだったので。10代の頃と今を比べるとかなり体力が落ちているので、持久力の面も鍛えていかないといけないなと思っています」
――筋トレを始めたことで体力もつきましたか。
「はい。体力がついて体が軽くなりました。イベントでもケガをしにくくなったと感じますし、日々成長している自分が楽しいなと思います。日進月歩でも良いから少しずつ、どんどん磨きをかけていく。それは多分コスプレをやめるまで続けると思います」
――最後にコスプレの魅力と今後の目標を教えてください。
「コスプレの魅力は、最初は粗削りでも、体を鍛えたり衣装を工夫したりすることでキャラの再現性を高められるところだと思います。今後はFGOのバーヴァン・シーやカーミラのコスプレをしたいです。もっと表現の幅を広げていけたらいいなと思っています」
茶柱マキナさん(Twitter:@Makina_Jeanne)
取材・文・写真/シュー・ハヤシ