通常体重からマイナス12㎏。所英男、激ヤセの真実(後編)




「神龍選手との試合でできなかった“ZST”を、引き続きやるというのがテーマ」

—あらためて今後については、いかがでしょうか。

「年内にまたRIZINで試合をしたいですね。あと今月末に『PEACE』という大会(8月27日、大阪 176BOX)で池本誠知選手とエキシビションをやるので楽しみです。なので食ってばかりいられないですね(笑)。あとは神龍選手との試合でできなかった“ZST”を、引き続きやるというのがテーマです」

—つねに動き続けるファイトスタイルですね。

「今回は勝村さんに『ZSTをやってくる』って言って入場ゲートをくぐりました。ZSTの関鉄矢さんにも『パワーください』と言ったり、この時代なのに前田(日明)さんのKoKルールをやりに行っていますよね。本当に僕は今成(正和)さんと矢野(卓見)さんのマネをしているだけです」

—いい意味でリングスファンの頃から気持ちが変わっていないですね。

「リングスごっこの続きだと思います。今回、試合前に高校の時にリングスごっこをやっていた友達とLINEでやりとりしていたんですけど、『あの時の続きをやっているようなものだ』って入力しながら、二人で泣いていましたからね(苦笑)。公開練習の時もそうでしたけど、今回は減量で感覚が研ぎ澄まされていたのか情緒が本当にヤバかったです。こんなにも好きなことを見つけられる人生もそうないと思うので、あと少ししかないですけどより噛みしめたいと思います」

—最後に愚問ですが、もし若返ることができるなら若返りたいですか。

「若返りたいですけど、それだったらもっと前に戻って甲子園を目指します(笑)。ちゃんと中学で受験して、いい高校に入って高校野球をやります。そしてプロで青いユニホームを着てから、その後に格闘技をやりたいですね」

取材・文/松浦俊秀
写真提供/所英男

所英男(ところ・ひでお)
1977年8月22日、岐阜県出身。170㎝。通常体重68~69㎏。リバーサルジム武蔵小杉 所プラス所属。MMA戦績/67戦35勝31敗1分。DREAMバンタム級日本トーナメント優勝。