8/21(日)に開催されたSuper Body Contest(SBC)の東京大会(TOKYO07)。SBC DENIMのLEGENDクラスでは、研ぎ澄まされた肉体美を披露した西澤浩一郎がクラス優勝に輝いた。
新設されたSBC DENIMにおいて求められるのは、ジーンズに合うスタイリッシュな上半身。脚が見えない分、上半身の基準はハードだ。肩幅はワイドすぎず、SBC部門とTREND部門の中間がベストという「カッコよさ」へのこだわりが凝縮された部門となっている。
西澤はSBC部門・TREND部門の両方に出場経験があり、2021年の東京大会(TOKYO 09)ではTREND部門の総合優勝を獲得するなど実績を残してきた。年々カッコよさを増す50代は、SBC DENIMでも輝かしいステージで観客を魅了した。
「ジーンズ姿に合うように、今までとは違うトレーニングを積んできました。重視される上半身はもちろん、下半身の見た目にもこだわるためにヒップアップのトレーニングを取り入れました」
昨年は弱点であるミッドセクション(腹筋)を徹底的に強化するなど、上半身を磨いてきた。今年はヒップアップトレーニングを取り入れることで美しい下半身を手に入れ、上下ともに隙のないボディを体現したのだ。
「SBC DENIMは、時が経つほど熟成するデニムと同じように、歳を重ねても若い時と違った魅力を表現できるカテゴリーだと思います。そんなコンセプトに共感して、今回の出場を決意しました。背中で語れる渋い大人を目指して、これからも体づくりに励んでいきたいと思います」
新設部門の魅力を語ってくれた西澤。「今回の優勝を力にして、ファイナルでの総合優勝を目指していきたいです」と力を込めた。高みへ向け、さらなる進化を止めることはない。
取材・文・写真/森本雄大