「やりたいことをやったもの勝ち」子育てを終え、トレーニング漬けの第2の人生をスタート【My Training Life/俵るみ子】




アスリートから一般のトレーニーまで、それぞれのトレーニングとの向き合い方を紹介する連載「My Training Life」。今回登場するのは、SUMMER STYLE AWARD 2023 SPRING CUPからスタートした「WOMEN’S SPORTS MODEL」で優勝をはたした俵るみ子さん。子供が独り立ちしたことを機に、昔からやってみたかったことを思い切り楽しもうと決意し、スタートした彼女のトレーニング漬けの日々に迫る。

俵るみ子さんがトレーニングを始めたきっかけは、二人の息子が独り立ちし、昔からやってみたかったことを思い切り楽しもうと決めたからだという。

「昨年、二人息子の下の方が社会人になりました。子育てを終えたことを機に、昔からやってみたかったコンテスト出場とトライアスロンに挑戦してみようと決めました。10年ほど前からランニングや水泳、サイクリングをやっていたので、その延長線上でまずトライアスロンから始めたのですが、思ったより楽しくてのめり込んでいました。トライアスロンのためにトレーニングは続けていたので、コンテスト初挑戦としてまずは自分なりに準備してマッスルゲートに出場しました」

自己流でマッスルゲートに出場したという俵さん。初出場となったマッスルゲート東京スポルテックでは優勝をつかんだものの、納得のいくパフォーマンスは出来なかったと振り返る。

「ウーマンズレギンスの163cm以下級に出場し、自己流でもなんとか優勝することができたのですが、改善すべき点がたくさんありました。特にポージングや減量の部分は自分の知識ではどうにもできないと痛感しましたが、大会を通して自分の鍛えた体をいかに良く見せるかの奥深さ、楽しさに気付きました」

ボディメイクやコンテストの魅力を知った俵さんは、パーソナルトレーナーをつけた本格的なトレーニングを開始。トライアスロンと並行しながらコンテスト出場に挑戦することを決意した。そして、トライアスロンの大会が立て続けに始まる今年5月、それより前に開催される『SUMMER STYLE AWARD 2023 SPRING CUP』に照準を合わせトレーニングを開始した。

限界まで減量し、当日は歩くときに千鳥足になるくらいの状態まで追い込んだ結果、見事に戴冠。コンテスト出場とトライアスロンへの挑戦の両立は高いハードルであることを強く実感したというが、今後もさまざまな人の知恵を借り、そのハードルも乗り越えていきたいと意気込んでいる。

「SPRING CUPが始まる前にも少しだけトライアスロンの練習に参加したのですが、走ることや泳ぐことも満足にできなくて悔しかったんです。何とか両立できる道はないか模索したところ、サマスタの公認講師である『熱い男あつしさん(上野あつし)』が、コンテストに出場しながらフルマラソンやトライアスロンを完走したという経験があるそうなので、そのノウハウを教えていただきたいと思っています」

子育てから離れ、改めて自分自身の人生をエンジョイさせている俵さんは、すでに次の目標を見据えている。

「6月からトライアスロンの大会が次々に始まるので、出場する大会すべてでしっかり完走したいです。また、今回の結果により12月の決勝大会への出場権も獲得したので、そこで入賞できるように頑張ります。一度きりの人生なので、やりたいことをやったもの勝ち精神でどんどんチャレンジしていきたいです」

取材・文/中野皓太
写真/森本雄大

◆鍛え上げられたボディでサマスタに登場。俵さんのステージショットは次のページへ