4/29(土)に埼玉会館 大ホールにて行なわれたSuper Body Contest(SBC)の埼玉大会(SAITAMA 02)にて、TREND部門とDENIM部門にエントリーした鈴木大介が、ベストパフォーマンス賞を獲得した。
絞りをとにかく重点的に
その日、もっとも輝かしいパフォーマンスを披露した選手に与えられる「ベストパフォーマンス賞」。競技性のみならずエンターテインメント性も大切にするSBCだからこそ設けられている賞であり、カテゴリー問わず出場全選手に与えられるフリーポーズの時間は「今日はどんなパフォーマンスを見られるのだろう……」と、観客にとっては心躍る時間の一つである。
「意識したのは、緩急ですね。焦らずゆっくり、しっかりと自分の特徴を見せる。(SBCのディレクター兼ヘッドコーチである)木下智愛先生のポージングレッスンに通って練習してきたことを発揮できたと思います」と鈴木は話す。
アクロバティックなパフォーマンスや格闘技をベースにしたパフォーマンスなど、派手目のステージを見せた者がこの賞を獲得することも多いが、この日の鈴木のパフォーマンスは、“丁寧にしっかりと見せる”もの。規定のポージング基準はしっかりと満たしながら、鋭い眼光の“ちょっと危険な男”のような雰囲気は存在感十分だった。
もちろん単にパフォーマンスが素晴らしかっただけではない。この日はスリムボディが評価されるTREND部門とデニム着用のDENIM部門ともにEPIC(男子18歳~39歳)クラスで優勝という結果も残している。
「SBCに挑戦して3年目ですが、今回、初めて優勝をいただけてすごく嬉しいです。いつも絞りが甘いと言われていましたので、重点的に頑張りました。両部門ともに、自分の体に合っているかなと思います」
次なる舞台は12月の決勝大会『SBC FINAL』。そこではさらなる磨きをかけてステージに立つと宣言する。
「今日以上に絞って、ポージングも磨いて、FINALでは1位を目指します!」
取材・文・写真/木村雄大
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