相撲に似たインドの伝統武道「クシュティ」。その知られざる世界に潜入




3/12(日)から3/26(日)まで行われた大相撲3月場所。注目の千秋楽は、横綱の照ノ富士が全休、大関の貴景勝が途中休場し、横綱・大関陣が不在のまま迎えた。優勝候補不在の中、メキメキと頭角を現わしているモンゴル出身の新関脇・霧馬山が、優勝決定戦で小結・大栄翔を下して逆転優勝で幕を閉じた。

5/14(日)には5月場所が開幕予定で、3月場所で優勝した霧馬山は成績次第で大関昇進がかかる重要な場所となりそうだ。

日本でそんな相撲ムードが漂う中、アジアの国を舞台にしたドキュメンタリー作品を届ける動画配信サイト「アジアンドキュメンタリーズ」から、相撲に関連する作品が配信中という情報をキャッチした。

タイトルは「インド相撲(原題:PEHELWANI)」。仏教誕生の地・インドで古くから伝統的武道として受け継がれている、相撲に似たインド式レスリング「クシュティ」に迫る日本初公開の作品だ。

作品内では、インド北部の都市・マトゥラーにあるクシュティの道場にカメラが密着。「アカーラー」と呼ばれる道場は寺院に併設されていることが多く、怪力を司るヒンドゥー教の神・ハヌマーンが祭られている神聖な場所だ。

強さのみを求める選手たちはギャンブルや酒を断った禁欲生活を送り、相撲だけを生きがいにストイックな毎日を過ごす。

厳しい練習を乗り越えた熟達者は「ペヘルワーン」と呼ばれ、尊敬の対象としてあがめられるようだ。

宗教やカーストは不問。恵まれぬ者を傷つけず、忠誠心を大切にする。そんな調和と永遠の世界を10分で体感できる作品となっている。

本作はアジアンドキュメンタリーズのみで配信中。会員であれば月額980円、単品で視聴する場合は495円で視聴可能だ。

◆作品の視聴はこちらから

アジアンドキュメンタリーズ公式Twitter(@asiandocs_tokyo)より