思い出の地でダブルグランプリ。日本一を目指すボディコンテスト公認講師




5月20日(土)、宮崎・メディキット県民文化ホール・演劇ホールで開催されたBEST BODY JAPAN(BBJ/ベストボディ・ジャパン)宮崎大会。モデルジャパン部門とベストボディ・ジャパン部門ガールズクラス(18歳~29歳)に出場した松岡咲希は、2年連続となるダブルグランプリを獲得した。

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彼女がコンテスト挑戦を決めたのは去年のこと。きっかけはパーソナルトレーニングジムのトレーナーからの誘いだった。

「『目標があったほうがボディメイクもしやすいから』と言われて出場を決めましたが、最初は全然思うようにいきませんでした。そこで負けず嫌いな性格に火がついて、『また挑戦しよう』と思いました」

そこからはコンテスト出場初年度にして、「一番を目指してやっていました」と、合計6大会に出場。本番前はレッスンに通いつめ、出場するたびにフィードバックをもらいに行った。そうして鍛えられた彼女は経験を活かし、今年からBBJ公認講師としての活動を開始。現在はBBJに出場する選手へのレッスンなどを行なっている。

「公認講師になってからは意識が変わりました。負けられないという思いがより強くなり、いい意味で『見られている』と感じながらステージに立つようになったので、パフォーマンスが上がったと思います」

そして、今年の宮崎大会ではデルジャパン部門とベストボディ・ジャパン部門ガールズクラス(18歳~29歳)でグランプリを獲得。昨年も同大会で初優勝にして二冠を達成した松岡は、この地に特別な思いを抱いていた。

「宮﨑は祖父の地元でもあるので、この大会に向けてより一層気合が入っていました。ただ、そこで変に力が入りすぎることなく、リラックスして大会に臨めたのがよかったと思います」

今後の目標は日本一。昨年の日本大会でトップ10と頂点に迫った彼女は、今年こそはと日々のトレーニングに励んでいる。

「日本一になるため、いろいろなことにチャレンジしています。各大会ごとにウェアや水着の色、ヘアメイクなども意識して変えて、どのようにしてステージに立ったらよく見えるのかを研究していますし、ポージングとウォーキングの練習も欠かしていません。また、ボディメイクの面でも去年より部位に効かせるよう細かくトレーニングするようにしました」

目標を見据えて試行錯誤を繰り返す松岡は、頂点に向けて着実に歩みを進めている。

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取材・文/シュー・ハヤシ
写真/塚本萌子