現代ではさまざまな団体がボディコンテストが開催し、トレーニーたちにとっては“自分に合った大会”が見つけやすくなっている。団体やカテゴリーそれぞれに良さがあるが、Super Body Contest(SBC)は、タイトドレスやデニムなどファッション性を意識したカテゴリーも立ち上げるなど「選手の個性を大切に」というのを一つの柱としている。
5/28(日)に静岡・しずぎんホールにて開催された、2023年の4戦目となる静岡大会(SHIZUOKA 03)のデニム着用カテゴリ―「COLLECTION DENIM部門」では村川ルカスヒロシが総合優勝を達成。本格的なトレーニング歴は約1年、コンテスト自体も初出場で大きな栄誉を手にした。
「デニムが似合うとよく言われていたので、このカテゴリーにも出てみようと思いました。本格的にトレーニングを始めたのは1年前、約4か月間減量してこのステージに臨みました。このカテゴリーのテーマとして“ナルシストに”というのがあるのですが、ナルシストさだったら負けない、そんな気持ちでしたね」
全員がコンテストを目指すわけではないが、それぞれが目的や目標を持ちながら、日常的にトレーニングに励む人が着実に増えているのは間違いない。村川もその一人ではあるが、コンテスト出場は目指すものをより明確にするという意味が彼にとってはあったと話す。
「目標をまずはつくろうと。ゴールを先につくってからそこに向かって走ったほうが、自分にとってはモチベーションを保ちやすいと思って、YouTubeを見たときに“カッコイイ”と思ったSBCへの出場を決めて、本気でやることができました。目標がないと、自分は『明日やろう、明日やろう』となってしまうので」
今回のChampion of the show(総合優勝)獲得により、12月に関東で開催される全国大会「SBC FINAL」への出場権をゲット。また次の目標ができたことで、これからの約半年間でさらなる磨きをかけ、進化を遂げたステージを見せてくれるだろう。
「優勝はいただけましたが、今日も周りも見たら仕上がった体の選手がたくさんいました。デニム以外のカテゴリーにもエントリーするかもしれませんが、胸も肩も、もっと鍛えてFINALを目指していきます」
取材・文・写真/木村雄大