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日本チャンピオンが踏み出した新たな一歩。挑戦のきっかけはあこがれの選手




5月28日に行なわれたSUMMER STYLE AWARD(SSA/サマスタ)名古屋予選。BGMをかき消すほどの声援の中、ビキニモデル部門でオーバーオール優勝を獲得したのが千原由理奈だ。

昨年、サマスタのプロ選手が集結する全国大会『JAPAN PRO GRAND PRIX』のビューティーフィットネスモデル部門を制した千原。彼女が出場カテゴリを変更した背景には、類まれな挑戦心とあこがれの存在があった。

【フォト】日本チャンピオンが別カテゴリに挑戦。千原のステージショット

「私はおなかがコンプレックスで、ウエストが太かったり、肋骨が開いていたりします。今回はその弱点を強化しつつと新しいことに挑戦しないといけないと思い、ビキニモデル部門に挑みました」

失敗を恐れず新たな一歩を踏み出した彼女。その挑戦を後押ししたのは、名古屋予選の審査員を務めていたSSA・PRO前川紗季の存在だった。前川はビューティーフィットネスモデル部門(モノキニ着用カテゴリー)で名をはせた選手だが、今年はビキニモデル部門で新境地を切り拓いているのだ。
「前川さんの人柄や挑戦する姿にはいつも刺激をもらっています。1年前は手の届かないあこがれの存在だったのですが、今は仲良くしていただいたり、いろいろな人との縁をつないでいただいたり、さまざまな面で本当にお世話になっています。3月のTHE BEGINNING(埼玉予選)でビキニモデルに挑戦されているのを見たことで、背中を追うような感じで『がんばろう』と思って取り組めました」

あこがれの背中を追って新カテゴリにチャレンジし、見事にオーバーオール優勝を獲得。今後も挑戦を続けていくという彼女は、これからもさらなる成長を見据えている。

「ビューティーフィットネスモデルでは連覇もかかっていますが、気負いすぎることなく、去年の自分より良い姿を見せたいと思います。プロ戦で1位になったプレッシャーに負けず、私も前川さんを追いかけながらもっと成長していきたいです」

【フォト】新境地・ビキニモデル部門で戴冠。千原のステージショットは次のページへ

取材・文・写真/シュー・ハヤシ