ガリガリで自己肯定感が低かった。筋トレで輝きを増したボーカリスト




2023年6月3日(土)に東京・NEW PIER HALLにて開催された、BEST BODY JAPAN(ベストボディジャパン/BBJ)関東大会。大盛り上がりとなった大会でひときわ歓声を集めたのが、モデルジャパン部門フレッシャーズクラスで3位入賞をはたした井野利治だ。

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話を聞くとその人気も頷ける。彼は普段4人組ボーカルグループ「mic-alone(マイクアローン)」として活動するアーティストであり、メジャーデビューを目指して日々研鑽を積んでいるのだ。大会当日も大勢のファンが応援に訪れ、観客席には彼の名前が書かれたペンライトやうちわが並んだ。

「正直優勝できなかったのは悔しいんですけど、3位でもすごく清々しい気持ちです。やり切ることができました」笑顔でコメント。そんな彼が大会挑戦を決めたのは、心に秘めた思いからだった。

「もともとガリガリで自信がなくて、それがすごくコンプレックスでした。自己肯定感を上げるために体を変えようと思って、そこからジムに通い始めたんです。お世話になっているジムのコーチからBBJを紹介してもらい、関東大会への出場を決めました」

舞台ではガリガリだった過去を微塵も感じさせず、堂々としたステージングで会場を魅了。トレーニングによって体だけではなく、精神面にも良い影響があったことは間違いないだろう。筋トレで変わったことを問うと彼は笑顔で答えてくれた。

「筋肉がついたことで自信が湧くようになりました。それがコンテストはもちろん、歌手としてステージに立っている時にも活かせていると思います。トレーニングを始めて本当によかったです」

彼の飽くなき向上心とエネルギーこそ、ファンを魅了する源になっているのかもしれない。最後に今後の目標を問うと、彼の言葉に熱がこもる。

「今回3位に入賞して日本大会の切符をいただくことができました。自信をもって挑戦できるように、引き続きボディメイクやウォーキングの練習をがんばっていこうと思います。支えてくれるファンのみなさまには感謝してもしきれません。応援してくれてありがとう、大好きです!」

筋トレが与えた確固たる自信。彼は今後も高みを目指し、トレーニング道を歩んでいくことだろう。

取材・文・写真/森本雄大

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